畑から道具を使わずに手で自然薯を掘り起こす
2012/03/23 (金)

「畑から道具を使わずに手で自然薯を掘り起こす」などと書くと「うそー」と言われるかもしれない・・・・

15年以上前に菊栽培仲間と山に自然薯を掘りに行ったときに山の切り立った崖の中腹に黄色に色着いた自然薯の葉が沢山見えた・・・仲間を其処に残して私一人が掘り起こす道具を持ち崖を上っていったのだが途中でとんでもない光景を見た・・・・・・崖が崩れてむき出しになっている岩肌の前に細い緑がかった糸瓜のような物が8〜9本ダラーリとぶら下がっている・・・・・それは自然薯だった・・・土が崩れたが芋だけが残ってそれが何日も日光に当たり緑に色ついた紛れもなく立派な自然薯・・・・それを急いで袋に詰め込んで仲間の所に戻った普通1本を掘り起こすのに15分から20分ほど掛かる、それが10分足らずで10本近い立派な自然薯をゲットしてきたのには仲間も驚いた・・・・私もきのこ採り等で色々美味しい思い出はあるがこれも記憶に残る思い出だった・・・・

しかし、今日の自然薯の話は又別な意味でとても面白い経なのだ・・・・

もうすぐ返す私の短形自然薯畑の面積は畳を6枚ほど縦に並べた程の面積に一昨年2列に植えていたのだが昨年の秋に約3割ほどを収穫・・・春に掘り起こす予定が地震と原発事故のためにそのままにして置いた・・・・・

短形自然薯を植えるときに砂地の畑を選びは腐葉土や堆肥を大量に踏襲して植えている、3年越しのために1個の種芋を植えたものが2〜3個に増えてそれが大きく育っていた、それが簡単に掘れた秘密・・・・・芋同士がお互いに密に地面の中に存在すると言う事はその間に土が余り無い事になり、あっても腐食質の用土のために簡単に掘り起こせると言うことになった・・・・

私の植物栽培は菊でも野菜でも、作物以上に土作りに汗を流している、土を育てている・・・・

だから、毎日の日記に書いているように畑の引越しは土の引越しになる・・・・

25年ほどの内に2反部の休耕田に10トン車で約50台ほどもの砂や、有機物を買い込んだり山から運んだりして投入してきた・・・近くの萱葺きの民家が移築されるときにはその屋根の萱もダンプで10台以上も・・・・そして毎年大量に山から集めて来る木の葉も腐葉土にして菊に使う方がその1部であとは畑に入れてきた・・・・その畑が新しい持ち主は3メートルもの高さに土を盛ってしまうという・・・・

私にとっては大切に育ててきた土そのものが掛けがえの無いない宝なのです・・・・

今年自然薯を栽培する面積は畳5枚分ほどになると思う・・・其処に今日収穫した100キロほどを小さく切って種芋にして密に植えてみるつもりでいる・・・

i0 i1 i2
 
 植える花夢流・・・花と生活を楽しむ・・・
[ホームに戻る] [今日の日記へ] [この日の日記へ]