栃木県、群馬県、茨城県、長野県、千葉県、埼玉県、東京都でも放射線量が6万Bq/m2から10万Bq/m2の地域がある・・・・
2012/03/14 (水)

昨日、原発事故について、国から発表される数字や言葉のマジックによって・・・国民の多くは手品のような手口でだまされている・・・・と書いたのだが、今日の新聞を見て・・・・又か、との思いが・・・・そのことを書く前に・・・・

テレビでは毎日のように地震の被災地の「がれき」の処理の受け入れ先が少ないことを報じている・・・・

静岡県島田市のように市が「がれき」を受け入れようとしても1部の市民の方が放射能を心配して猛烈に反対していると言う、今日のテレビではお茶の生産者の方が「風評被害が出たら困るから反対だ」と言っていた・・・しかし島田市が受け入れをする予定の場所は岩手県の北部の山田町だったかと思う、津波が襲ったときにはまだ原発事故による放射能漏れは起きていない・・・・それなのに放射能の心配??・・・
まさしく、これこそ風評被害ではないのか・・・・

科学的根拠を持たずに声を大にする・・大きな声を出せばそれがまかり通る・・・今の内閣の「不退転の決意」のようだ・・・(笑)

そもそも国や原子力村と言われる私利私欲に走り利益をむさぼる企業や学者様が事故以来沢山の嘘で嘘を固めてきた事が1年の内に多くの国民に不信感として浸透してしまった・・・これは不幸なことである・・・・

まだテレビなどでも誰も言わないのだが、日本列島は狭い、近くに日本地図があれば見ていただきたい・・・他の地域を苦しめればすぐに自分に跳ね返る・・・天に向かって唾を吐くようなものなのだ・・・・

さて、静岡県島田市においての岩手県の被災がれき問題・・・・静岡県の方が「岩手県は駄目だ」ということは「静岡県も駄目だ」と言っているようなものなのです・・・・

日本地図を広げて原発事故が起きた福島県大熊町にコンパスの針を置き、岩手県と青森県の県境の青森県階上町(はしかみまち)の太平洋の脇にある階上灯台のすぐ南の県境にコンパスの鉛筆を置いて円を書いてみよう・・・・・・・
円は東から北を通り西の日本海に向かうと・・・十和田湖・・・白神山地の駒ケ岳の上を通ります・・・・
反対に東の太平洋を南下すると東伊豆を通り・・・天城山・・・・静岡市・・・・長野県の駒ケ岳・・・・富山市・・・能登半島の能登・・・およそ、そのような円になります、「岩手のがれきを燃やすと放射能の危険が」・・・と言うことは・・・「静岡のごみを燃やすと放射能の危険が」・・・と言うことになりかねないのです・・・福島県民は放射能の風評被害と実際の放射能の被害のダブルパンチを受け大変苦しんでいます、・・・・しかし、日本と言う国単位で見ますと北海道から九州までも同じように放射能の風評被害で苦しんだんですよね・・・・外国からの観光客が来てくれなかったり・・・農産物だけでなく工業製品までも輸出では放射線被害を・・・・・被災がれきについて、福島県の物を受け入れてくれなんて福島県民は誰も言ってはいないのです、放射能は怖いですが半ば諦めているんです・・・・・

さて、昨日、原発事故について、国から発表される数字や言葉のマジックによって・・・国民の多くは手品のような手口でだまされている・・・・と書いたのだが、今日の下の新聞を見て・・・又、そのような思いが・・・・
確かに、放射性物質の飛散距離は書いてあるようにチェルノブイリの10分の1なのかも知れない・・・

しかし、下の段に書いてある「福島第一原発事故では同(1平方メートル当たり)三万ベクレル超の地域が群馬県の一部など約二百五十キロ離れた地域にあった」ととても簡単な事のように言っているのが・・・どうも引っかかる・・・三万ベクレル超と言えばチェルノブイリなら放射線管理エリア内なのだが?・・・・


下の写真も上の記事も文部科学省が公表した物である・・・・下の写真の少し濃い黄緑色の部分が3万ベクレル/u〜6万ベクレル/uの地域である・・・・それは群馬県の地図の半分以上を占めている・・・それが一部?・・確かに全部ではない・・・・だから一部・・・なら、長野県だって埼玉県だって東京都だって250キロメートルのラインより外側に3万ベクレル/u〜6万ベクレル/uの地域があるのだが??・・・それこそ長野県や埼玉県や東京都の一部に・・・・・


文部科学省が如何に福島原発の事故がチェルノブイリより小さい規模かを言いたいのだと思われるが・・・

問題なのは、チェルノブイリなら保障つき任意移住区域になった6万ベクレル/u〜10万ベクレル/uの高濃度に汚染された地区なのだ・・下の写真のように薄いブルーの地域がそれで、同じ距離の中に点在している事なのだ・・・・長野県の軽井沢町のすぐ南の佐久市や、東京都の奥多摩町・・・・・・しかしなんと言っても福島県の白河市から栃木県の那須塩原町を通り長野県の軽井沢町までの南西に長く帯状に伸びたライン上の10万ベクレル/u〜30万ベクレル/uの高濃度汚染地帯・・・国はこれを知らん顔で放って置くのかしら?・・・・




なぜ私が昨日と今日これほど資料をそろえてこれほど放射線量について書いたのか・・・・

それは、諸外国では土地の放射性物質の放射線量を表すベクレルの表示が平方キロメートル当たりでの表示なのにこの1年間日本では土を30センチほどの深さで掘り取って食品と同じく1kg当たりの放射線量を測っていました・・・・・・
1年経ってやっとスタートラインに立てたのです・・・・土を30センチの深さに掘って1kgを採取することは5センチ角の穴を30センチ掘りその土の量とほぼ同じです、それは地表に降り積もった放射性物質の放射線量の値を極端に小さく表すと言うことです・・・・放射性物質は空中から雨などと共に地表に降り注いだ物です、だから単位面積当たりで表すのが最も良いのです・・・・30センチの深さに掘って1kgの土はおよそ5センチ角なので、1uは一辺1m×1mで、・・・1mは100cm・・・100センチ÷5=20なので20×20で400分の1なので単純に言えば400倍に薄めた物をこれまでは公に公表されてきたのです、国民がパニックを起こさないための配慮?からなのでしょうか・・・・・お役人は・・・・・

ちなみに、ベクレルとは、・・・・1秒間に放射性物質が放出する放射線の数です・・・

これからの食品の基準値の1kg当たり100ベクレルは、1秒間に放射性物質が100本の放射線を放出すると言うことです、線香花火が、パ、パ、パと火花を放つように・・・・もちろん目には見えませんが(笑)

i0 i1 (1) 地震により出来た1メートル近い深さの亀裂が・・・
段差も50センチほど手前が陥没・・・・

その穴に土を運び入れた・・・・
(2) 奥にスプレー菊とドーム菊の昨年の実生の株を全部で100株ほど植え終えた・・・・
(3)
 
 植える花夢流・・・花と生活を楽しむ・・・
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