人工田土製作用のピートモスとゼオライトを運んでくる
2012/03/09 (金)

昨年25袋注文して暮れに15袋だけ届いたゼオライトの微粉の残りの10袋が入荷したので取りに行く・・・

東京電力福島第一原発事故後、事故現場での高濃度汚染水の放射能対策に使われたゼオライトは現在注文が殺到して品薄状態が続いていると言う、私の所属しているJAだけでも20000袋の注文がありすでに配達された・・・

私の場合はもう10年も前からゼオライトを菊最栽培用の培養土に多量に使っているが、放射能対策に使う場合には注意が必要なのだがゼオライトをどのような使い方をしたら良いのかと言う話は何処からも聞こえてこない・・・

ゼオライトの話を(明日あたり)詳しくする前に粘土の話を・・・・

現在県内の農家の今年の米の作付けが大きな話題になっている、食品に対する放射線量の基準が1キロあたり500ベクレルから新基準の100ベクレルに改正されるので、23年度産米が500ベクレルを超えた福島市や二本松市だけでなく、100ベクレルを超えた12市町村も作付けが注目されていたからなのだが相馬市以外は作付けの方針だと言う・・・

500ベクレルを超えた地域でも、地形や地質そして土壌に含まれている放射性物質量がほぼ同じなのに隣り合わせている田んぼで検出された線量が大きく違う事があると言う、・・・・なぜか?その答えが専門家からもまだ出ていない・・・

実は昨年の米の作付け前に、チェルノブイリでの原発事故後日本の研究機関が放射能汚染土壌から米に蓄積される放射線量の研究が詳しく行われていて、土壌の放射線量の10パーセントが米に移行すると言われていた・・・・

それが実際には秋に収穫して検査すると10パーセントよりもずいぶんと少ない値だった・・・

実は日本の田の多くは粘土質だから・・・その粘土が大きな力を発揮したということなのです・・・

それは田の粘土がセシウムを吸着して稲の根がセシウムを吸収できなかったからだという・・・

粘土(粘土の極細かい粒、コロイドと言う)はマイナスの電気をおびていて、プラスの電気を持っている色々なイオン(カルシウム・イオンやスイソ・イオンやアンモニア・イオン等)を磁石のようにすいつけることができます・・・・

しかし、粘土にはプラスのイオンを吸い付ける力の強いものとそうではないものがあります・・・

カオリナイトと言う粘土は引きつける力(私が日記に良く書く塩基置換容量)が100グラム当たり酸性のとき4ミリグラム(これを4ミリグラム当量という)、中性のとき10ミリグラム当量、アルカリ性のとき20ミリグラム当量という程度ですが・・・・・・

モンモリロナイト(ベントナイト)と言う粘土の場合は、酸性のとき95ミリグラム当量、中性で100ミリグラム当量、アルカリ性で120グラム当量程あります・・・・

ただ、モンモリロナイトの粘土は日本にはあまり無く、ほとんどの水田の粘土はカオリナイトなのですが、土に含まれる腐植も粘土と同じように塩基置換容量が大きいので、堆肥等を多く投入している田んぼでは塩基置換容量が大きいと言えます・・・

さて、少し難しい話になりますが塩基置換容量についてもう少し詳しく・・・は明日に・・・・続きます


23時30分  参照回数 累計:285716 本日:311 昨日:414  

i0 i1 (1) ゼオライト微粉150メッシュ10袋とピートモス充填時220ℓ2袋・・・

小雨が降っているので、ゼオライト40袋や腐葉土等を保管してもらっている妹の家の物置に持ち込むことが出来ない・・・それで・・・
(2) 家の西の庇の下で大型の収納箱4個に保管してあるジャガイモを2個の箱にまとめて置く場所を作り其処に置くことにした・・・

その時にジャガイモの伸びてきた芽を欠く作業が大変だった・・・

余談・・・我が家のジャガイモは肌が綺麗なんです・・
(3)
 
 植える花夢流・・・花と生活を楽しむ・・・
[ホームに戻る] [今日の日記へ] [この日の日記へ]