2012/03/08 (木)
昨日椎と樫の葉を原料にして足掛け3年の腐葉土を土嚢袋に30袋確保したのだが、今年冬はは椎と樫の木の葉は比較的高濃度の放射性物質に汚染されている可能性があるので新たに集めて積み込むことは断念したために今年は一昨年の腐葉土だけが頼りなので朝から椎と樫の腐葉土を12ミリ目の篩にかけて10袋追加して昨日と合わせて40袋にする
23時30分 参照回数 累計:285403 本日:412 昨日:194
12ミリ目の篩から落とした腐葉土を10ミリ目の篩に掛けてその上に残った腐葉土を「椎の腐葉土の大」として土嚢袋に保管する・・・
10ミリ目の篩から落ちた腐葉土を7ミリ目の篩に掛けてその上に残った腐葉土を「椎の腐葉土の中」として土嚢袋に保管する・・・
7ミリ目の篩から落とした腐葉土を2ミリ目の篩に掛けてその上に残った腐葉土を「椎腐葉土の小」として土嚢袋に保管する・・・2ミリ目の篩から下に落ちた微塵を「椎腐葉土の微塵」として土嚢袋に保管する・・
篩い分けた腐葉土、右から「椎の腐葉土の大」、「椎の腐葉土の中」、「椎の腐葉土の小」、「椎の腐葉土の微塵」
植える花夢の菊作理論
私の場合なぜ腐葉土を細かく分けるのかと言うと、培養土を作る時に毎年腐葉土を5割とか6割とか決めて同じように配合してもその年によって腐葉土の分解の状態が違うので水はけや肥料の効き方が違ってしまう・・・
それを毎年同じ様な品質の培養土にするには、例えば大鉢の培養土を作る時に腐葉土を6袋使う時には腐葉土の大3袋、中2袋、小1袋のようにブレンドして使えば、毎年ほぼ同じような培養土を作ることが出来る・・・
菊の中には根張りが特に良い物や、根の育ちが緩慢で大変気難しい物もある、大掴みの名花「冨山の雲」などは根がとても弱く、根が成長途中で余り枝分かれせずに少数の根が長く伸びるという性質がある、このような根の弱い品種の菊の場合は余り細かな培養土だとすぐに根痛みを起こして葉の葉脈の周辺が黄色になり丁度、鉄欠乏症のような状態になり、強い日差しに当たると葉や芽先が焼けてしまいひどい場合は枯れてしまう・・・
このような菊には腐葉土を12ミリ目〜10ミリ目5割10ミリ目〜7ミリ目4割7ミリ目〜5ミリ目目1割のような配合のある程度の大きさの物を使うとそれを防止できる・・・
今回の腐葉土は例年より分解が進んでいなかった、地震や原発事故等で切り返しの回数が例年の半分ぐらいだったからだろう・・・・しかし今年は新たに椎と樫の腐葉土は積まなかったので余り細かな腐葉土にならなかったことは幸運なのかも知れない・・
篩分けた40袋の内10袋を篩い分けた結果・・・・おおよそ 12ミリ目〜10ミリ目の「椎の腐葉土の大」 21% 10ミリ目〜7ミリ目の「椎の腐葉土の中」 12% 7ミリ目〜2ミリ目の「椎の腐葉土の小」 40% 2ミリ目の以下の「椎の腐葉土の微塵」 27%
と言う結果になった、例年7ミリ目の篩から落ちた物を5ミリ目で篩っていたが、今年は省略して2ミリ目で微塵を抜くだけにした・・・この7ミリ目〜2ミリ目の「椎の腐葉土の小」の半分位は福助用に使うつもりでいる・・・・
昨日も書いたが今までに沢山の菊仲間の培養土を目にしてきた、手前味噌かもしれないが見てきた限りでは私の培養土よりも良いと思えるものにはまだお目にかからない・・・・・
しかし、土が良くてもなぜか特別立派な花が咲かない・・・・
腕が悪いのか?・・・・・ 運が無いのか・・・・・・(笑)
まあ、菊作りは1年を掛けた長い障害物競争なのだと私は思っている・・・培養土もその中の1つと言うことだろう・・・・
菊という字は、「米は大変手が掛かるので八十八と書く、その米より更に環をかけて手が掛かる草・・・それで菊と言う字になった」と、私は小学校や中学校で菊栽培を教える時に必ず子供たちに話した・・・・・続けて「親が子供を育てるのは、それよりももっと大変なことなのです・・」とも・・・・
今年は自分にも、「百手しか手を掛けねば百手の花が・・・千手掛ければ千手掛けたような花が咲く」・・・しかと言い聞かせ肝に命じて菊作りをしてみたい・・・そして秋には多くの人に感動してもらえるような花を・・・・・
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(1) 今日椎の腐葉土を新たに12ミリ目から落として10袋確保・・・
これで手持ちの椎の腐葉土の7割ほどを今年使う事になる・・
(2) 夕方家の脇を山砂を載せたダンプが数台奥の処分場に上っていった
地震で崩れた近くの山の工事が始まったのか?と行ってみたが・・・違っていた・・・
山が大きく崩れて県道が埋まり半年も通行止めだった・・・・
私たちが県から借りていた3反部程が埋まり、今はハーブなどを植えてあったその上を車が走っている・・・・
(3) 反対方面に私たちの集落とハワイアンズが・・・・
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