市街地や狭い庭での腐葉土作りを考える実験をスタート
2011/01/14 (金)

◎今日から必要な情報をいつでもご覧になれるような新たな日記作りを目指します。

今日は太陽が顔を出して幾分温かかった。
しかし、水を溜めておくポリバスにはこんなに厚い氷が・・・
腐葉土作りの木の葉の積み込みは、年末までに予定の量の半分くらいで中断をしたままになっている、その最大の原因は雨が降らないので水が無いのです、毎日乾燥注意報が出ていて、例年この後2ヶ月程の間に2〜3回雨が降れば良いという、日本海側の方には信じられない地域なのです。

日記仲間の方々は現在木の葉の積み込み作業をされている方が大勢おられますが、中には市街地などの狭い場所で少量の木の葉を積み込んでいる方もいますので、少量の木の葉でも上手に腐葉土を作る方法を書き込んで見ます。


一般に積み込んだ木の葉を60℃以上の高温で醗酵させるには縦横高さがそれぞれ90cm×90cm×90cm程の量が必要だと思います。
それは微生物が活動して出す熱が外部に接触する厚さ30cm位の周囲の部分は放熱してしまい高温にならないからです、90cm×90cm×90cm程の木の葉の山でも高温になるのは中心部の一部なのです。
それでは少量の木の葉では無理かと言うとそうではなく、外部に逃げる熱を少なくするために周りを断熱材で囲んでしまえば良いのです。
それで産業廃棄物であるポリバスを使っての木の葉の積み込み方をご紹介します。
写真では3個のポリバスを使っていますが、シイとカシの木の葉のものと、クヌギ、ナラのものの2種類の木の葉腐葉土を作る実験です。
真ん中のポリバスは積み込む木の葉に水を含ませるためと切り返しをする時にあると便利なので、街中で腐葉土を作るときには2個あれば便利ですが1個でも大丈夫です。

さて、木の葉や乾燥肥料を積み込むときに大部分の方は醗酵剤等を使いますが、私は最近使っていません、しかしそれらに代わり馬糞を使いますが、しかし街中では醗酵が始まったときに臭いが出て大変な事になると思うので・・・・・今回は写真のように米糠にその2割程の油粕を使ってみました。
何人かの方は「土着微生物」と称して竹やぶからキノコの仲間の白い菌の塊をを集めてきて、それを米糠で培養して使っている方がいますが、培養できるのは白い塊の菌ではなく一緒に木の葉に付いている雑菌で、皮肉にもその雑菌が腐葉土を作る菌なのですが、・・・・・・
少しキノコ等の知識がある方や、腐葉土を作った事のある方で物事を注意深く観察できる方なら、木の葉を分解する過程では細菌(バクテリア)は、あのような塊になる事はなく、出来上がった腐葉土にキノコが生える時に出来る事は気が付くはずなのですが・・・・・困ったものです・・・・・・腐葉土作りには新しい木の葉に混ざって集めてきた古い木の葉で腐葉土状になっているものの中にこそ本当の「土着菌」が住んでいるのですが・・・・・罪作りですね・・・趙漢珪さん


積み込み後の温度上が外気温、下が木の葉内部

i0 i1 i2 (1) ビニールハウスの横に置いてあるポリバスには昨年福助用に「花の素」や「どんとこい」を混ぜて寝かしておいた用土の残りがガラ袋に2個ほど入っていた、これを取り除いてこのポリバスに・・・
(2) 更に中央に1個、水を入れて散水用に使っていたポリバスをその間に入れて、水を入れて木の葉に水を含ませるために使う。

1個のポリバスには、木の葉用袋1袋分250リットル程の木の葉が丁度入った。
(3) 最後にシートを折って4枚にして上にかけておいた。
 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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