LED元年・・・・・最新兵器でスプレー菊の電照を始める
2010/08/29 (日)



写真は一昨年の9月2日の日記のもので、その日の鉢の中の硝酸態窒素の量を調べ
たものです、濃いものは国華園大菊液肥V換算で50倍から80倍にも匹敵するような
値を示して驚かされました、(しかし、特別これといった障害等は発生していない)
これは私の用土が一般の方の培養土より塩基置換容量(CEC)が大幅に大きい事
が原因だと反省して、昨年からはアンモニア態窒素を多く含む肥料を極力少なく使
っています、昨年の9月9日の日記にも関連した内容が・・・ 


気温は相変わらず高いのだが、定植をしてから1回も増し土をしていない大菊に今日から増し土と乾燥肥料の施肥を行う予定だったが買い物等で遅くなり明日以降に持ち越し、その代わり消毒をした

私は、切花用の管物の華宝や優美は9月7日頃と15日頃と、あと2回ほど肥料切れの良いアミノ酸系の乾燥肥料を与える予定です、なぜなら華宝等は今日現在の未展開の葉を含めるとこれから15〜20枚の葉が次々に展開して、葉も茎も大きく太くなる、更に蕾が付き花が形成されるこの9月と10月の2ヶ月の時期には今までの3ヶ月分以上の成長を私の菊はするのだから・・・・・。

菊栽培仲間の多くはこの時期、菊に「止め肥え」を与える・・・・・

この「止め肥」と言う言い方が初心者や、物事を深く考えない方に誤解を与えていると私は考えている。

同じ様に「肥料抜き」も多くの菊栽培家は、第一燐酸カリ等の薬剤を使うと肥料が鉢から抜けると誤解していると思われる・・・・このことに対しては、本題から外れてしまうが、書き込みをしてしまったので、少し続けるが、土の中の窒素はほとんど抜けない、(正しく言うと土に捕まえられているアンモニア態の窒素はバクテリアに分解されて硝酸態にならないと水には溶け込まないので水と一緒に流れ去る事は無いし、菊が肥料として取り込む事も出来ない)ただ、水に溶けている、又は解けていた水溶性の硝酸態の窒素が第一燐酸カリのカリと一緒に菊に取り込まれると言う現象が起きるのですが、これが面白い・・・・
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2つ以上の物質がお互いに助け合って大きな力を発揮する事を相互作用と言います、反対にお互いに足の引っ張り合いをして力を発揮できない事を拮抗作用と言うのですが・・・・このカリと窒素は拮抗作用なのです・・・ちと難しいので省略・・・・
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本来、正しい肥料抜きは鉢植えで栽培しているものに関しては、水を多めに掛ければ簡単に抜ける、・・・・なぜなら硝酸態窒素は水に解けるのだから水と一緒に流れてしまう、それを一部の肥料抜きの薬品と称する物は「薄めて鉢に掛けた後大量の水で洗い流す」と・・・・真面目にその通りにしている方が毎年いる・・・大笑です・・・・

22時45分
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i0 i1 (1) 白色燈の換わりに最新兵器を・・・・・
(2) 早速今日から10日間ほど・・・
(3)
 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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