自家製椎茸エキス「きくだろう」を今日から水遣りに混ぜて・・・
2010/08/06 (金)

今年は切花菊の生育が、スタートを一ヶ月以上遅らせ、更に定植までの中鉢での管理がとても悪かったのに、定植後は思ったより順調に育っている、6日前に、それまでは1鉢に10本もの脇枝をぼさぼさにしてあったものを、やっと1本の幹に整理をした効果が現れてきたようでピンチ後に伸びた幹の葉が次第に大きくなりだしたので、この期に一気に成長促進を図るために、今日は活力剤を含む施肥3連発・・・・

この時期、菊の体を作る有機養分を作り出す光合成は実は活発に行われる時期なのですが、夜間の温度も高いために呼吸作用に拠って折角昼間作られた有機養分が失われる割合も大きい。

私はずっと光合成の、重要な要件の、光の強さ、二酸化炭素の濃度、温度、の3つの条件は、ある一定までは増加をしていって飽和状態になるとその後は次第に下降をする、富士山型のいわゆる正規分布曲線を描くものと思い込んでいた、しかしこれは温度だけのようで、他の2つは飽和状態になるとその後は横這いの状態を維持するという・・・・

その正規分布曲線を描く温度も30度ほどが最高値を示す飽和点で、その後は下降をするが、それでも20℃と40℃がほぼ同じ値であることは驚かされる・・・・・

もっとも、最先端の科学は光が弱い所ででも光合成を活発にする薬を作り出し、更に光合成では、葉から取り入れられた二酸化炭素が、根から水と一緒に吸い上げられた無機養分(窒素)とから光のエネルギーによって作られるブドウ糖を、更にタンパク質合成までには、複雑な段階を数多く踏まないと成し得なかった。

それが、水に溶かしたものを葉面散布するだけで、葉から直接吸収して、それが光合成に頼らずに直接ストレートにタンパク質を合成して、すぐに茎・葉になってしまう事の出来る肥料まで近年登場してきた。

今後数年で菊作りの環境は、科学的な力によって優れた培養土作りや施肥管理においても、大きな革命的な進歩を遂げて新たな時代を迎える事は間違いない。


光合成については、教科書会社のホームページでお勉強を
ここ



22時00分
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i0 i1 i2 (1) その1  自家製椎茸エキス「きくだろう」をペットボトルに移し替えて早速朝の潅水に・・・・

これは3年もの・・・昨年と今年はこれが大量に残っていたので新たに作らなかったのだが・・・ちょっと酢のような香りが・・・
作って1年目のあの美味しそうな香りの時期の物のほうが良く効くかも・・・椎茸には天然のトレハロースが含まれているのだそうだ・・・
(2) その2   福助にはアドマイヤーを混ぜた芳しい香りのするコーヒー色の即効性の乾燥肥料をパラパラと・・・・・

根の育ちがあまり良くないこの時期これが特効(速攻)薬・・・
(3) 夕方は全部の菊にアミノ酸など3種混合液で葉面散布・・・

手前に見える4鉢の切花は兼六香菊(左がききょうさんから頂いたもの)この場所がVIP待遇の特別席。

一般には光合成が余り活発でない場所、ここで、とんでもない花を咲かせる事ができるか?、あと1ヶ月間ここでのびのび育てて、蕾が1個になる頃から日当たりの良い暖かい場所に移動する予定。

日当たりの良い温度の高い栽培棚と比較対照実験中。
 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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