植える花夢の「葉齢理論」
2010/06/09 (水)

菊の品種によって違いがありますが、兼六香菊ですと、摘芯後に葉が36〜38枚ほど、越山系ですと43〜45枚ほど付くと必ず芽止まりがおきます、絶対に兼六香菊に40枚以上の葉が芽止りがなく一気に付く事はありません。

盆養などでは短日になり尚且つ展示会の審査等を考えて9月の上旬に最大の葉の数を確保したうえに正常な蕾を付けさせるためには、最終の摘芯時期を知る必要があります。

私の盆養の栽培技術の場合でのデーターでは、兼六香菊で6月25日頃、越山系で6月20日頃になります、これは、菊をどれだけ順調に生育させる事が出来るか(栽培技術が良くて活発に葉の数が付くか)によって若干差が出てきます、技術が未熟な人の場合や、水を極端に切らした栽培をする人は最終摘芯がこれより5〜10日早くても良いと考える事が出来ます、し、更に栽培技術が良くて活発に葉の数が付ける事ができる名人の方はこれより遅い時期になります。

又、生育がよい切花1本仕立ての場合などは、10日ほど遅らせた方が良い結果がでます。

摘心をした後に出た葉から順番に1枚目、2枚目、と数える時、その数を、私は「葉齢」と名付けています、また、その品種の摘芯後から芽止りが来るまでに付く葉の数を「最大葉齢」と呼んでいます。

富水や強大等の場合は、「最大葉齢」が、30枚前後と大変少ないので、福助作りをする場合に、他の菊と同じく5月20日頃の通常の時期に親株を摘心をしてその後に伸びた芽を挿し芽をすると必ずお盆を過ぎた頃に柳芽が発生します、一般の福助に使う品種の菊でも挿し芽に使う親株の摘芯時期が余り早いと栽培の途中で柳芽が出ることになります。

日記仲間のききょうさんの掲示板に、菊を栽培している方がご覧になったら、とても気になるような書き込みをしてあります、・・・・ご覧になります?・・・・・・
とても、奥の深い大切な話ではあるのですが・・・

ききょうさんのアクセス数増えるかも(笑)

21時00分現在
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 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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