トルネード法でのポット上げ
2010/05/21 (金)

今日は仲間達が集まり近くの公民館で麹の仕込をしました、麹と言っても土ではなく、酒造会社の杜氏さんのように、蒸かしたての熱いお米を手で揉むようにして広げて覚ましながら麹菌を撒き、その後簡易室に移して寝かせる本当の麹つくりなのですが、初めての経験なので成功するかどうか・・・・・・・

まず、美濃錦さんに手ほどきを受けたほうが良かったかな・・・・・・



一般に挿し芽苗をポットに鉢上げする時には、用土を山形にして根をその山に沿って広げてから用土をその上に足す様にして浅植えするのが普通なのだが7,5センチポットより容積が大きくなるほどの根張りの苗で、更に根が鉢の側面に触れると触れた部分が壊死するスピンアウト処理をしたポットに植える場合には、特殊な植え方の技術が要求される。

実際には、昨日の3枚目の写真のように10,5、センチスピンアウトの側面にポット用土を親指で1センチ程の厚さに貼り付けるようにして、内部に7,7センチポット大の空間を作る。

その仕組みを解りやすいように一番上の写真では10,5センチポットの中に6センチポットを入れてその隙間にポット用土を強く押すようにして入れて、その後ポットを抜き取りポットの大きさの穴を開ける。

その中に見た眼には穴よりずっと大きな根群をその中に押し込むのだが、それには一つコツがある。

まず右手に苗を持ち左手の親指と人差し指出で輪を作り根の底の部分から輪を上に上げるようにすると根が押し上げられて根の先が上を向く、それをそのまま鉢の中に少し入れてから、ネジを巻く様にして穴の奥まで 押し込む(2番目の写真のように根が鉢の表面に何本も顔を出すがその上に用土を少し乗せて用土を強く押し固める。

以上であるが、初めから根が50〜60本と多い苗を植えることと、スピンアウト処理のポットを使う事で ポットの時期に強力な根群が作られて中蜂移植以後の生育が飛躍的に促進できる。


21時30分現在
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i0 i1 i2 (1) 菊仲間の中にはこのような方法でポットを中鉢に植え替える方がいるのだが・・・
(2) 表面に根が沢山出ている。

この上に用土を乗せて強く押しておくと上根が大変良く張るので中鉢に植えるとき深植えができる。
(3) ポットに植えた「精興右近」。

夏が曇りがちで低温が続くようだと、私の所でもこの花はよく咲く。
 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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