2010/05/12 (水)
昨日のどなたかの日記にルーピングの事について、とてもよいことが書いてあった気がするのだが??・・・・
私の昨日の日記に福助をポットで長期間栽培をすると書いたのだが、今日はそのためのアイテムであるスピンアウトのポットの加工処理をする。
植物、特に菊を含む双子葉類の植物をポットや鉢に鉢上げをして栽培をすると、栽培期間が長期に渡ると、しばしばポットや鉢の側面にそって根がとぐろを巻いたようになってしまう、これをルーピングと言うのだが、このようになった根はすぐに老化をしてしまい、それを抜いて定植しても初期の伸びが抑えられてしまい生育が不良となる。
そこで根端が触れると伸長を止め、細根を発生させる作用を持つ根域制限資材である根端壊死剤のスピンアウトエアゾールをポットや鉢の側面にコーティングをして利用することにより、ルーピングの防止を図る事ができる
根端壊死剤を処理すると、処理面で根の生長点のみが壊死して伸長は停止し、中間部分から発生した根が伸長を始める、これは地上部の菊の成長点をピンチや摘心をすると摘み取られたその下から沢山の脇芽が伸びだすのと同じ事が根でもおきるためである。
更にその新たに発生した根も伸びて鉢の側面に達すると又同じことを繰り返す、そのため長い根は存在せず、短い細根がポット内にまんべんなく発達し、充実した根群が形成されてルーピングが軽減されることになる、更に鉢の内部に多数の根がまんべんなくしっかりと存在する事により水分の過多による根腐れや生育不良を予防する事が出来て著しい生育を図れる。
実は昨日、埼玉の盆栽博物館の盆栽が、スピンアウトの成分と同じ科学物質で枯れてしまうというテレビを見ていて、アイデアが・・・・
そのアイデアが実験で効果が実証されると世紀の大発明?となり、多分それを使う方が使わない人より多くなると思われる、その基礎実験の一つが今日のスピンアウト処理をした一番の理由なのです。
現在日本では手に入らないスピンアウトポットや、根の生長点が壊死するわけではないためにそれよりは効果が小さいが根鉢が出来にくいスリット鉢等を使わないでも、スピンアウトポットと同じ効果が期待できると思われる発明の実験をして検証を、近い内に始めたいと思っている。
どなたか、その検証実験に自宅の菊で参加して下さる方いませんか。
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(1) 2〜3年前に散布中散布ノズルが詰まった?のか、まだ半分以上液がありそうなのに出なくなりそのままにしていた。
(2) スピンアウトポットは、洗うとき強くこすると落ちてしまう、優しく洗うのだが使って2年程で効果がなくなるのが欠点。
前に薬剤を吹付けて現在効果が落ちてきたポット100個ほどに5箇所ほど縦の線を書くようにして処理をした。
(3) 新しい硬質ポットにも150個ほど処理をする。
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