菊の講習会  ・・・・上達の一番の秘訣
2010/05/06 (木)

秋に審査をさせていただいている菊花会の、今年第1回目の菊作り講習会の講師を務める。

平均年齢75歳をはるかに越えると思われる十数人の小さな菊花会なのだが展示会には優秀な力作が多数出品される、盆養のほか、千輪咲き、7本仕立て、前垂れ型大懸崖、静岡型懸崖、大型の木添え、盆栽菊、ダルマ、福助、スプレー菊等、これだけの人数でよくもこれほど盛大に・・・・・と何時も関心するのだが、その原動力の秘密を少々垣間見た・・・・・・

今日の講習会にはウチダケミカルの「かわらばん」の70号をコピーして配って話を進めた・・・・・

その中に書いてある、内容をもとに私の土作りの方法を話した、下にかわらばんの内容の一部を記してみる、原文のまま

( 黒ぐろとした葉ッパ、葉がタレ下がる、葉が巻き込む、花のシミ・花ぐされ花弁の色・艶が悪い、弁組が悪く花がまとまらない、葉が大きくならない、幹が太らない、根張りが悪い、すべてリン酸不足と関連して発生する失敗です。
赤玉土の使用が引き金となり、ひき起される大きな問題です。
赤玉土は、普及する以前は、園芸用土には適さないと考えられていました。
その理由は、火山灰土であり、「有機物を含まないヤセた土」、「リン酸が効きにくい土」であり、植物が満足に生育するとは考えられなかった為です。
菊づくりに於いても、田土、池底土など良質な土は、簡単には入手することができなくなり、いつでもどこでも買うことができ、手軽に使える赤玉土が普及しました。・・・・・・)以下省略

赤玉土の改良の方法を話した中で、「今年からは田の底土が自前で無尽蔵に手に入る、欲しい方がいれば幾らでも提供できるが・・・ピートモスで団粒土に加工して持ってくるので土嚢袋1袋分で300円です」と話し、今度の土曜日か日曜日に届けます、と話をした・・・・

実は、先月東京でのオフ会の時、お土産に、「田土か腐葉土希望するものをお持ちします、どちらにしますか?」と希望を聞いたとき全員が腐葉土だったので・・・・軽く考えて話をしたのだった。

講習終了後次々に会員の方が寄ってきて田土が欲しいと言ってきた、数も一人で20個という人までいて、100個以上の注文が・・・・・

明日から、又、地下1メートルほどの所の土を掘って用意をしなければ・・・・それにしても1袋30キロ近い重さなので私の車には一度に20個ぐらいしか積み込めない・・・・・・更に、腐葉土12袋とピートモス100リットル入りも5個注文されたので・・・・さて何回往復すればよいのか・・・・高速道・片道1400円の距離(土日は半額)・・・・

この、打てば響く行動力と柔軟性と探究心のある考え方が出来る(若さ?)が良い花を咲かす一番の秘訣だと改めて感じさせられた。

20時25分現在
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i0 i1 i2 (1) 娘夫婦から「連休中に山菜採りに連れて行って」と言われていたので、昨日、孫たちも入れて6人で山に行く、タラの芽、蕨、コシアブラ、ゼンマイ、コゴミ等を大量に収穫をして山の中の川原で昼食を取った後家に帰り皆で昼寝・・・・・
その後、今度は私1人で再度山に行きゼンマイを土嚢袋に2袋ゲッツゼンマイは合計4袋、その後の綿取りなどの下ごしらえが今朝までかかる。
(2) 今回特に太くてよいものを5キログラム選びAランク、次に良いもの5キログラムをBランク、その他に分けて、A、B、ランクのもの5キロが干しあがったとき何グラムになるか実験してみる事にする。

私の長年の勘では20分の1ほどになってしまうと思うのだが・・・・
(3) 講習会の帰り、菊花会の副会長で何をなさっても達人の女性会員の家に寄らせてもらい麹つくり(お米で作る麹)の手ほどきを受け、麹カビの種菌を分けてもらう。

80歳を超しても元気な彼女は先月、その活躍を新聞にでかでかとカラーで顔写真付きでで紹介された。

菊作りも、懸崖や盆養、福助等の名人で、地下鉄サリン事件の起きた年には、全菊連の県大会で全体の最高賞をダルマで取っている。
写真は年に2度作られる三五八漬けの元を製造中の様子。
 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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