2010/04/21 (水)
昨日から福助作りに使う土麹の製作をする。
一般の方が菊花展の花を見て、全く違う品種の菊でも同じ色の花だと皆同じものに見えてしまうようだ。
これは菊に限らず、どれだけその人に見る目があるか、言い換えれば、注意深くて物の違いが解るか?、解らないか?・・・・・・
私達一人ひとりにはそれぞれ物をどれだけの物差しで物事を考えるかで大きく成功するかしないかの違いができるのだろう・・・・大リーグのイチロー選手は他の選手が1つずつ計画を立てて練習をするものを、彼はその1つを更に10か20に細かく計画を立て直してそれを実行すると言ったとか・・・・・
菊作りもあんまり大雑把な人では上達が難しいのかも?。
菊作りに於いて、切花や盆養ならば数日〜1週間程度の生育の遅れや作業の遅れは何とか挽回できる事があるかもしれない、しかし、短期決戦の福助作りやダルマ作り、スプレー菊、又は極端な若作りで育てる切花作りではそうは行かない、挿し芽の根張り、ポット上げ後の活着、更に色々な作業も・・・・・・福助に使う5号鉢には用土が約2リットル入る・・・・いや2リットルしか入らない・・・その限られた用土で盆養や切花に負けないような花を咲かせなければならない、最近の全国大会などでは切花などでは花を特に重視する余り花の大きさは余りこだわらない傾向にあるのだが、福助やダルマはもちろん花が良くないのは論外なのだが、どうも花の大きい物が選ばれる傾向にある。
たった2リットルの培養土で育てる福助作りに於いてはその用土の良し悪しが大きな差になる、今年はとびっきり良質な培養土を使い福助作りも頑張ろうと思っている。
22時現在 参照回数 累計:429 本日:128 昨日:298
-
|
(1) 右が全体の2〜3割ほどのミネラル冨士。 左がサーモゲル。
(2) 右はその上にミミズの糞と数百〜数千匹の大量のミミズ、ミミズも練りこんで動物性タンパク質として微生物のエサになる。
左はゼオライトの微粉。
(3) ピートモス、腐植、米糠、燐酸水等も混ぜながら練り上げる。
これを土嚢袋に詰めて醗酵中の土麹の山に埋め込んで2〜3日で完成予定。
|
|