オンリーワンはナンバーワンへの近道?・・・・
2010/04/15 (木)

朝から畑のハウスに行き昨日と一昨日集めてきた海藻の刻む作業をする。

ハウスには土嚢袋で30個もの大量の海藻を運び込み独特の海の臭いが鼻を突く、これを刻むのは大変な作業で、今年になって5丁ほどの鋏と2丁の包丁をダイアモンドシャープナーで梳いても余り切れない状態にしてしまった、今回は家で大切に使っている2丁の刺身包丁の内の1丁を持ち込んで何時もの様に刻み始めたのだが、あるひらめきが・・・・

菊作り名人奥技の中にもヒトデのことを書いたのだが昔から海のミネラルを私は菊作りに取り入れている、ヒトデや雲丹の殻や大部分の海藻は醗酵や腐ると解けてしまう性質がある、それならば1〜2センチ程に刻み込まないでも良いのではないか?、耕運機の刃に絡みつかない10センチ前後の大きさにすれば作業が大幅に楽になるはず・・・とその後作業効率大幅アップ、本日家庭用ポリバスで3杯分ほど切り刻む事ができた。

私の持論で「菊作りは障害物競走のようなもの」と、よく言います、良い土作り、良い苗作り、施肥管理、消毒、摘心時期、蕾の残し方、花の手入れ等、日々の管理と言う沢山のハードルを全てクリアーしてはじめて良い花が咲き、その一つ一つの作業において他の方より優れた技術を身に付けてこそ自信を持って大会に臨め良い成績が収められると思っています。

今まで日記には、なるべく菊作りの初心者の方にも手が出せる範囲での最先端の情報を書いて来たつもりです、しかし菊作りに限らず、水泳やスケート等のスポーツや芸術でもその世界で秀でるためには他の方のやり方と同じ方法だけを真似て後を追いかけて行っても先頭には立てないのは明らかです。

ただ、それは基本的な技術を身に付けてはじめて言えるのだと思います、他の方の方法で良いものは積極的に取り入れて、それに更に工夫を施し更に良い技術に発展させる事の繰り返しが、独創的な開発に繋がる物と思っています。

菊の挿し芽用土等も私は何百もの方法を試して最も良い方法を見つけて日記に書いても、ほんの一部の方しか試しても見ない・・・・それが菊作りの現実です。

出来れば、今後は今まで公表をためらっていた最先端の科学技術に裏打ちされた独創的な菊作りの技術も少しずつ日記に書き込む?つもりではいるのですが・・・・・最もどのような良い技術でもそれが大会などで結果が出せなければ見向きもされない事は承知しているつもりです。

しかし、実際の菊作りにおいては、良い花を咲かせれば大会で上位に入賞できるか?と言うとそうではありません、・・・良い花が咲いた=上位入賞・・・必ずしも、そうなるとは限らないのです。

余り良い事ではないのだが、良くある事で、大会の出品数時間ほど前に名人が出品するために、予備に同じ品種の花で同じような咲き方の花を2花持ってきていて、どちらを出品するか悩みに悩みやっと出品する花を決めた、残った花を「あなたにあげます」と言って貰った、・・・その後お互いに花直しをして出品した、結果、名人の花はお立ち台に・・・・・同じ様な咲き方で同じ様に立派だった物を、もらって出品した花は選外・・・・・最後の最後のハードルの花直しの技術如何では、こんな結果は大いにあると思いますよ・・・・菊の世界では往々に・・・・菊作りは障害物競走だから・・・・・しかし、私が目指すのは花造りでは無く・・・あくまで花作り・・・でありたい。

i0 i1 i2 (1) 沢山の海藻を刻む
(2) そこに、土嚢袋3袋分の米糠を・・・
(3) それを醗酵中の土麹の上にばら撒いて、それを耕運機で攪拌する。
 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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