今年表彰台を目指す菊たち その2 美濃菊
2010/03/26 (金)


昨年の全国大会の美濃菊出品花展示ブース 
 
入賞花の庵姫が私が出品した美濃菊

美濃菊は私が好んで毎年栽培する菊なのだが、ほとんどの品種が新花として発表されてから長い年月が経つためバイラス病に侵されているのか、大変栽培が難しい、特に挿し芽やポット苗の初期の生育がはかばかしくない。

昨年は、庵姫と王冠殿が1株づつしか親株を確保できなくて、やっと5〜6鉢づつ切花用に1本仕立てで栽培できたのだが開花時期が展示会に合わずにやっと庵姫の1本だけ全国大会に出品できた。

この部門は出品される方が、毎年少なく岐阜県と愛知県のずいぶんとお年を召された方々だけで出品数も少なく、出品するために花直し会場に持ち込まれた花が2箇所ほどに固まっていて、会場にある美濃菊のほぼ全部を名人の一人の年老いたお姉さんが順番に花直しをされて、各自それを出品すると云うとても不思議?な種目である、ただ最近美濃菊の福助は結構若い方の出品がちらほら有り、この傾向が続けば少し将来審査種目としての存続の危機の不安が解消されるのではと思っている

今までの、美濃菊の切花の私の栽培法は6月中旬以降に挿し芽をして、7、8号鉢で一気に育てる、いわゆる若作りの仕立て方をしてきた、この方法だと根詰まりが防止でき大きな花が咲く、これは福助作りの厚物の越山や金越山等や、管物の花百合等が早い時期に挿し芽をして仕立てる盆養よりも大きな花が咲くことが多い事と同じ理屈なのだが、しかし伝統的独特な咲き方を重視する美濃菊においては必ずしも大きな花が良い花と言えないのではないか?と考えていて、開花時期に若干の根詰まりを起しても、早く挿し芽をして樹を作り、数多くの葉のパワーで小弁でも形の良い花を咲かせるつくり方も取り入れて両方の栽培方法で咲かせた自分の花同士を展示会で競わせてみたいと考えている、この美濃菊の部門では過去に2度自分で栽培した花がお立ち台に上って入るのだが、2〜3位の事の方が多いのだが昨年のように美濃菊では3位でもその前後に美濃菊でない江戸菊が入賞(出品される事自体がありえないのだが)すると云うあってはいけない珍事はこの種目に対して如何に審査眼のない方が審査をされているか、全国大会のお粗末な審査のあり方を改めて思い知る。(上の写真)

i0 i1 (1) 今日も仲間達と海に行き海藻を70〜80キログラム拾い集めてきて切り刻み土麹作りの山の中に混ぜ込む。
(2) 3〜4立米の大きな山になる。
(3)
 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
[ホームに戻る] [今日の日記へ] [この日の日記へ]