世界一簡単に出来るハイパワー田土処理法の実用化大実験
2010/03/15 (月)

昨日、一般の田土の中に含まれているカオリナイトという粘土の肥料を捕まえる力(塩基置換容量)が5〜20me/100g程の値、粘土の優等生であるモンモリロナイト(ベントナイト)は100〜120me/100g程値と書きましたが、身近に手に入る資材の中にも塩基置換容量の極めて大きなものがあります。

その最も身近で値の大きなものが腐植です、腐植は腐葉土を長い期間積んだままにしておくとミミズなどによって木の葉の形がない黒い色をした粉状の物体で、一般にミミズの糞と云われる物も腐植の一種と言えると思います、シイや樫の木の葉や小枝や木の皮等から出来たものは200〜250me/100gもの値になるといわれます。

もう一つがCEC150me/100gのゼオライト、私は3〜5ミリほどの粒状のものをずいぶんと前から菊栽培用土に7〜8パーセントを混ぜているが、これを混ぜるだけで用土の保肥力を2倍以上にしてくれる魔法の資材・・・・

根茂土を作るときには、ベントナイト、腐植、ピートモスと共にゼオライトの微粉が主原料になり、根茂土は塩基置換容量だけは世界一の用土であると自画自賛している。

さて、世界一簡単に出来る田土処理法だが湿り気のある粘土質の田土を団粒土にする時、ゼオライトの微粉を田土の10パーセントほどと腐植を多量にまぶして土のパワーアップを、簡単な作業で飛躍的に高める方法である、私は9平米程の田にゼオライト20キロのもの2袋ほどを撒いて耕運機で攪拌しては更に2袋を撒き、それを繰り返して7袋140キログラム程と、ミミズの糞を多く含む腐葉土の粉を大量に混ぜ込んで土嚢袋で50袋約1500リットルもの大量の団粒田土を2時間ほどで作り上げた。

i0 i1 i2 (1) 20キロのゼオライトを7袋投入
(2) ミミズの糞が大半の腐葉土5ミリ以下をガラ袋で3袋投入
(3) 出来た団粒田土は土嚢袋で50袋約1500リットル。

袋詰め等は菊仲間に手伝ってもらう。
 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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