成功と失敗の分かれ目
2009/09/10 (木)

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又、消えてしまった、これで3度目、昨日のアクセスもお昼頃は70ぐらいあったのが、0に・・・・・

福助の成長記録はここ

私の福助は鉢の縁から測っていますので、草丈に15センチ足していただくと鉢底からの高さになります、後半月後がとても楽しみです。

私の持論で「菊作りは幾つもの落とし穴が用意されている障害物競争だ」と思っている。

土作り、苗作り、挿し芽、植え替え、施肥、ピンチ、蕾の残し方、花の手入れ、等、様々な関門をどのようにクリアーするかが大きな課題なのだが、私の経験から、最もこの時期の潅水と、施肥技術が良い花を咲かせるかどうかの分かれ道だと感じている。

ここ2〜3日の仲間達の日記を読んでいて、この方々は、考え方を変えないでここ1週間か10日も今のやり方を続けると、もしかすると今年は(も?)良い花が咲かないかも知れないと感じる事が在るのだが、余程お互いに信頼関係がないと、おいそれとは、個別にアドバイス等の口出しは出来ないと思っている。

それは、それぞれ環境が私とは違うし、上で書いたように、菊作りは沢山の要素が積み重なって結果につながるので、「ここの1点だけ改良すれば全て良し」と言えるものがないと思うからです、しかし、この時期に失敗した原因の1つがあったのだと思う、と、開花まで見守りその結果が出てから、個別にアドバイスをするしかないと考えている。

それでも少しでもお役に立つかどうか判らないが、何かヒントにでもなればと考えて私の今日の作業を書いてみます?。

私の水遣りは、まず、栽培場にある800リットルほど入る大型の容器に2〜3日に1度ほど水道水を足している、これをサイホンの原理を用いて120リットル入るポリ容器に水を入れておく。

今日の場合は、朝6時ごろ、5000倍弱相当の硝安20グラムと燐散水3000倍相当(10倍液を400ミリリットル)更に自家製酵素20ミリリットル(6000倍)混合液を水中ポンプを使い、細かな如雨露のはす口のような水の出し方で、まず、福助の厚物60鉢に葉を手で持ち上げて鉢の縁から水がこぼれるまで充分にかけると約3分の1程120リットルの水が減るので、そこにサイホンで水を少しずつ流し入れながら徐々に液肥の濃度が薄くなるようにしながら、次に管物の福助、そして、スプレー菊、次に切花厚物、切花管物、切花美濃菊、最後に切花針管と植え替えたばかりの盆栽用小菊の順番で掛けた、およそ350リットルほどの水を消費した。

朝食後、9時近くに栽培場に行くと、大部分の切花用の菊が葉を萎れさせてうなだれている、このところ1週間以上真夏のような良い天気が続いていて今日にわかに照ったわけではないのだが?・・・・。

それで特に萎れがひどい華宝の鉢を持ち上げてみる、1本仕立てと言えども三河は鉢の尺鉢なのと草丈が2メートル50センチ以上で葉が70枚も付いているので結構な重さなのだが・・・・毎年切花は8月の下旬には受け皿を使って底面潅水をしているのだが、今年は定植も遅かった事と、土麹や根茂土(人造田土)に相当多くサーモゲルを混ぜ込んである事、更に、1本仕立てにしては皆それぞれ大きな鉢に植えたこと、更に数日前から朝と晩の2回水遣りをしているので、朝の水やり時には鉢の表面は湿っているので、後、数日後に増し土をしてミズゴケを表面に上げて今年は受け皿を使わないでも良いのではないかと考えていたのだが・・・・・、急いで栽培場の棚の下などを探し回り8号から13号までの受け皿を100枚ほどを探し出し1時間ほど掛けて洗い、それを鉢の底に敷き、朝の潅水で使ったと同じくらいの濃度の液肥を作り鉢に掛けた、掛ける量は鉢の表面に水が溜り受け皿の表面から流れ出すまで、しかし、幾ら高性能の水中ポンプでも大きな受け皿などの場合は3〜4分ずっと鉢の表面に掛け続けなければならない、今日は厚物と管物は「華宝」と8号鉢の針管だけにする、それでもお昼までかかった。

その後、1時間ほど経って食事が済んだ後、栽培場に行って受け皿の水の減り具合を観察して見たのだが特に大きく水量が減っているものはない、鉢を持ち上げてみるとずっしりと重い、特に「水みち」が出来て内部がアンコ状態になっていたものはなかったようだ、ただ、朝晩の水遣りの量が少なかったのだろう、特に朝はまだ鉢の表面が濡れているのと福助が葉を持ち上げて時間がかかるのでじっくり鉢底から流れるほどはやっていなかったのが原因だったようだ、しかし、菊は、栽培初期には「砂漠のサボテンのような栽培管理?」が良いとしても、この時期、には大げさに言えば「菊は水草になる」特に蕾が大きくなるこの時期水を切らすのが致命傷になる、私のところでは、根腐れなどは余程の事がない限り朝晩気温の低いこの時期には絶対無い、ただし受け皿に5〜6センチある水は要注意で何時も水につけた状態にしておくとその部分の根は傷む、それで受け皿には2センチほど水を残してそれ以上の水は1時間以内ぐらいに捨てる事にしている、2センチほどなら鉢底からは吸い上げる事ができない、栽培場の湿度を上げ、温度を下げるのには少し水があるほうが良いと私は考えている。

もちろん今日も、受け皿の余分な水は捨てた。

夕方消毒をした、何時もは薬品名を書かないのだが・・・・「農作物に飛散して何億円もの保障を払う証拠になるのが怖いから(笑)」。

私の栽培場はその恐れは100パーセント無いのだが・・・今日の消毒薬は、ランネート、バシタックス、オサダン、ヨーゲン2号、で、20リットルでした。

i0 (1) 赤星君の優美

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 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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