「今年は大変良い・・・・期待できそう」と、重陽の節句なので書いておこう
2009/09/09 (水)



硝酸試薬を使い福助の肥料の状態を調べて見ました

今年の福助、とりわけ管物系は、私の通常の挿し芽よりも約1ヶ月程遅くスタートをした。

これは、福助の管物等は、厚物と違い葉数を多く付けたから良い花が咲くと言う物ではなく、一気に育て葉も大きく茎も太くみずみずしい、いわゆる若作りに心がけて超巨大輪で、弁捌きの良い花を目指すためである、明日記録を付けるのだが、現在まだ大きく展開した葉の数は品種により若干の違いはあるが10枚にも満たない、しかし蕾が確認できない現在、未展開の葉は14〜15枚あると考えられる、この葉が次第に上に行く方が少しずつ大きくなって草丈が現在の3倍にはなるはずなので、現在鉢の縁から6センチの優美などでも18センチにはなる、10センチの華宝等は30センチになってしまう。

私の場合、植えつけてある5号鉢の高さは、14センチのものと、華宝のように葉の長さが20センチを超えてしまい、花も40〜45センチ程の大きさに咲かせる予定のものは、植える鉢も腰高のものを使っているので優美で32センチ、華宝で45センチになり、約3分の1の華宝はサイズオーバーは避けられないと思われる。

福助に限らず、美濃菊の切花作りやスプレー菊はこれからの時期に乾燥肥料の追肥をして一気に育てる、特にスプレー菊は黙って育てるとこれから9〜10倍の草丈に育つ性質を持つ品種のものが多いので、Bナインを効果的に使わないと鉢作りは成功しない。

その若作りに置いて、液肥での肥培管理はとても難しい、厚物の切花栽培の方の施肥管理とは大幅に違いがあるこれを認識しないで、福助の特に管系や美濃菊栽培や、スプレー菊栽培を行うと絶対に良い結果は期待できない。

しかし、全国大会のスプレー菊には、根を老化させて花着きの悪い本来の花より2回りも小さな花が咲いた失敗作が多数出品され、スプレー菊を育てた事も無いような未熟な審査員によってそういう花がただ「綺麗」と言うことで選ばれてしまう事は残念な事だと私は思っている。

同じ南砺系のスプレー菊の出品作品を見ても、ほとんどの出品作品が頂点だけに6〜7花が咲く平型であり、日記仲間の精興大臣さんや由季さんや、昨年ローズを出品された由季さんのお友達(昨年、由季さんの知り合いがお立ち台と日記で拝見したので、てっきりあのローズが優勝と思っていたが機関誌を見て唖然、ムーンライトのあの花がお立ち台に上がるような審査はいただけない)など日記仲間のスプレー菊が、咲かせ方においては、群を抜いて断然最も理想に近い咲かせ方であると私は信じている。

しかし、これからの本格的な追い込みを、失敗しないようにするために今日から硝酸試薬による一鉢ごとの窒素量の把握をする事にした。

今年は、大部分の福助(管物系、写真の後ろ)は国華園大菊液肥X換算で2500〜3000倍ほどと例年の半分以下の値になった、それなのにこのところ葉がぐんぐん大きくなり茎も太くなってきたアミノ酸のお陰なのかな?。

 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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