大安吉日に付き挿し芽をする 。 植える花夢方式の挿し芽は特許申請予定なので何人も真似る事を禁じる(嘘)
2009/04/10 (金)




上の様な発根を期待するには幾つかのポイントがあります、挿し穂を取る親株に充分燐酸を与えておく事、挿し芽用土の水持ちと水はけを良くして挿し芽箱に充分水遣りをする事、挿し芽をしたあと挿し芽箱を明るく暖かい場所で管理する事などですが、団子挿しの場合団子を下の写真のように3〜4センチと長く付ける事をしないとこのような根張りは絶対不可能です。

挿し芽で良い結果を出すには沢山の条件を全てパーフェクトでクリアーしないと上手く行かない物で、発根が良くない時は何が良くなかったか?原因を突き止めておく事が大切です、初心者が挿し穂を腐らせてしまう一番の原因は挿し穂を取る間際まで肥料を与えている事です、挿し穂を腐らせて失敗する確率が非常に高くなります(乾燥肥料は1月〜3月までは与えない方が良いと思います気温が低い時期には肥料が分解せずに挿し芽直前気温が高くなって効き出すからです)、液肥も挿し穂を取る1週間以上前に止めることが大切です。

もう一つ初心者が失敗をする大きな原因は、挿し芽後に水を切らしてしまい挿し穂の切り口付近が極端に乾く事で根が出にくくしてしまい、出ても初めから硬く細い根が少量でその後の発育が良くない苗になってしまいます、菊は水の入ったコップの中でも発根します、水を恐れない事で、心配な方は挿し芽用土の微塵を抜いて水遣りの回数を多くする事です、「子供に10日食事を与えなかったが元気で死ななかった」なんて自慢になりません、ただ、萎れるのを恐れて室内に取り込むことや何日も日陰に置く事、通気性の悪い狭い場所に取り込む事などは根を腐らせる細菌の繁殖を助ける事になります、私はこの時期ビニールハウスの中に何の日除けもしないで挿し芽の翌日から台に並べています。


また、この時期は気温が安定しない時期で、温度が高い良い条件で管理している人とそうでない人では、発根までの日時に大きな差が出ます、他の方が10日で発根した、とか15日で発根した等と、見聞きしても慌てないことです、管物等は品種により25日ほど待たないと発根しない品種もあるほどなので、1ヶ月もすればどんな菊でも根は確実に出るものです、のんびり構えている事が大切です。





眠れぬ夜を過ごし、朝の5時過ぎから挿し芽の準備をする。



タイトルに書いてある事はもちろん冗談ですよ o(^o^)o



挿し芽用土に使う鹿沼土とバーミキュライトは上の写真のように篩い分けをして5mm目〜1mm目のものを使う、微塵を取る事がコツのコツ。
写真の鹿沼土の場合左の物を使う真ん中の物はブルーベリー等に使う、右の大粒の物を乳鉢(西洋のすり鉢)でつぶしてドロ団子を作る、1ミリ目の篩から落ちた粉は細かな砂利が含まれている事があり不向き。



籾殻クンタンも微塵を抜く



私の挿し芽用土は鹿沼土1、クンタン2、バーミキュライト1の割合でとても良い結果が出ている、気温の高い福助の挿し芽の時期もこの割合で通している。

微塵を抜いている事と、気相が極めて大きい籾殻クンタンを多く使う事で水はけが良いので、毎日のように水を掛けても加湿状態にならない、かえって苗と根が若々しく(水みずしく)育つ。

i0 i1 i2 (1) 挿し芽箱の底にはラブシートを切り取った物を使っている。
(2) 厚物系の挿し芽の様子。
(3) 管物系の挿し芽の様子。
 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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