23日の福助の肥料抜き
2008/09/21 (日)

最近は余り出会わないが公衆トイレなどでとんでもなく汚れていて耐えられないほど臭いところに遭遇した経験はどなたもお持ちだと思う、高速道路のサービスエリアはもちろん、スパーやホームセンターなどでも管理が行き届いている所は何時間かごとにきちんと水を使って洗い流して掃除をする、管理の悪い所では色々な妨臭剤をやたら置いておき化学薬品の臭いでごまかす。

現在菊作りにおいて肥料抜きは薬品に頼りすぎていて、ベテランの方は毎年肥料抜きをする頃にはある程度鉢の肥料濃度を経験的に把握していて、PK肥料や、第一リン酸カリ等を上手に使いこなしていると思うのだが、日記仲間の中には、怖いもの知らずに(特に北のほうの方、と兵庫ほうめんの方(例にしてごめんネ))大量の肥料を与えていて鉢の中が肥料の飽和状態にも関わらずにカリ肥料を与えて窒素を菊に強制的に吸わせてしまうのだから、時には菊に変調が起きて当然である、実際に用土の中にどのくらい肥料が残っているかGR試薬を使って調べて、余りにも肥料が残っている時には水で肥料分を流して、その上で第一リン酸カリ等を使うことを、私はお勧めします。

福助の厚物、特に越山系は余り肥料を抜かず大菊液肥V1000倍相当ほどで甘皮が切れる頃まで行き、その後2000倍相当にすると良いと思う、管物はあと2〜3回ほどこのようにして肥料を抜くと素直で大きな花が咲く。

又、同じ様に育っている同じ品種の、同じ福助でも鉢によって残留窒素の値に大きな差が出ることは珍しくない、一鉢ごとに調べてきめ細かな対応をすることをお勧めします。


「肥料抜きは水でやる」のが、近い将来常識となるはずである。

福助の鉢には約1リットルの用土が入る、鉢の縁からこぼれないようにして5リットルの水を掛け流せば肥料濃度は5分の1ほどになると思うのだが・・・・

科学は誰がやっても同じような結果が出なければいけないものです、どうかどなたか、実験前と実験後にGR試薬を使って記録を取って、実験をして結果を公表していただけませんか、もちろん、水のほかPK肥料や、第一リン酸カリ、Nトールなども実験していただきたいものです。

確か、ねもちゃんの日記去年の10月15日 ここ
に水とNトールとの比較実験の結果がありました。


i0 i1 i2 (1) 散水器で水を掛けても鉢の底から流れ出る量より掛ける水の量が多いと鉢の縁から零れ落ちて肥料抜きの効果は大変ロスをする。
そこで、6鉢ほど並べて端から順に水を掛けて溢れそうになったら隣に移動することを繰り返して6鉢で七分間水を掛けてみた、1鉢に1分ほとで水の量は1鉢1,5リットルぐらいだと思う、これで肥料濃度は約2分の1ほどになると予想したのだが・・・・
下にその結果が。
(2) 本日(23日)の液肥(プロ液肥2000倍+ハイポ水10000倍)の硝酸態窒素の値は右上の試験管の色です。
手前のは華宝サンプル1〜10。
左奥の2列の6本ずつが肥料抜き実験の花百合で左からサンプル1〜5そしてサンプル外が1鉢で、手前が処理前で、奥の6本が処理後。(同じ様に育てていてもサンプル4のように、特に残留窒素が多いものがあることが多い)
拡大してご覧ください。
(3) 左奥が、本日(23日)の液肥(プロ液肥2000倍+ハイポ水10000倍)の硝酸態窒素の値は左上の試験管の色です。
手前が富水の福助で左からサンプル1〜10。
なぜ掛けた液肥よりも色が薄いのかがなぞ?。
 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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