今日から、植える花夢は意地悪爺さんになる
2008/09/03 (水)

半月ほど前に菊日記仲間のSさんが「掲示板で色々アドバイスをしてもその通り誰もやらないので日記を書くのも余り身が入らない」と言う様な事をいっていた、私も「私なんか最近全国大会等で実績がないから、取って置きの良い方法を書き込んでも馬鹿にして試してみる人も少ない」と話が合ったが、「まだそのレベルまで達している人が少ないのでどんなに良い方法でも、気がつかないんだよ」で話は終わった。

道ばたにダイヤモンドの原石がごろごろしていても多分何万人かが足で蹴飛ばしていても一人も気がつかないかもしれない、菊の栽培技術も価値が分からない人や興味の無い方には同じだと思っている、それでいて、掲示板に質問してくる事は、日記に何度も書いてあるようなことで、日記をさかのぼって見てくれれば解決すると思うのだが・・・・と、思うようなものが多い。

中には抽象的な質問や、はっきりしない画像での質問もある、答えるほうとしては、なるべく正確に答えたいといけないと、その方の日記を4〜5ヶ月もさかのぼってくまなく原因を探そうとして何日も悩むこともある、又、現在のように体調が優れないときもある、それを日記をつけることが出来るのなら、日記よりまず質問に答えるのが先決ではないかと責められると、蚤の心臓の私にはとてもこたえる、一人ならまだしも複数の方にではなおさらなのです・・・・

この農園日記を使い「菊仲間で菊栽培日記をつけませんか」と呼びかけた張本人の私としては30人を優に越える人数に日記仲間が増えた現在、私の運営している道場の存在価値は無くなってきているものと思っているのですが・・・・。

より多くの方に菊に親しんでもらいたいと言う望みはまだまだ追求していかねばならないと思うのだが、今後は本気でレベルアップを望む方が、自分が作りたい菊に焦点を絞って仲間を選んで連携をしていけばよいと私は考えている、私は現在盆養は作っていない、盆養だけを作りその技術を磨こうとしている方には物足りないものと思われるかもしれませんね。

全菊連の全国大会などに出品を夢見ている方には、私達の仲間のほうが上達が早いと思われる、それは、私が多分日記仲間の方の中では最も多くの部門で特別賞を受賞している一人だと思うし、今後も菊を出品できるうちは多くの部門(競技種目)で特別賞を目指したいと考えているからで、今後菊花界は大菊だけで老人の趣味として位置付けた菊作りでは菊仲間を増やせないことは、全国の多くの菊花会の衰退や、全菊連の会員減少を見ても明白な事実だと思うのです。

ガーデニングを楽しむご夫人や若い方、又、栽培場の狭い方などが菊を楽しもうと考えた場合、1メートル50センチ以上にもなる大菊の三本盆養にとらわれずに福助作りや、ダルマ作り、などのほかに、誰でも簡単に大輪菊が楽しめるこけし作りやスプレー菊の仲間のポンポン菊や、デルフィーマム、そして洋菊、更に伝統的な嵯峨菊や伊勢菊、肥後菊、江戸菊、美濃菊そして小菊など多種多様な色彩豊かで魅力の有る菊をもっと身近に栽培できるようにする必要があります、私達のワールド菊花大会は将来の菊作りの方向性を変えるために今年は大幅に出品種目を改正して、出来るだけ多くの方に魅力的な菊を見ていただくように、又、栽培している方には出品の喜びを感じていただけるように大きく変えたわけです。

ぜひ同じような考え方と方向性をお持ちの方ならレベルの差などは一向に気にしないでぜひワールド菊花大会だけでも参加してみてください、全菊連でも今年の秋からスプレー菊が正式種目になったではありませんか、大きく未来が広がっているのに、スプレー菊などは本気で正しい栽培法を覚えようとする人が、全くいないので1〜2年しっかり栽培法を身につければ、誰でも全国大会ででも入賞することは可能なのです、本当ですョ。

私は、何時も物事を疑ってかかる癖があり、どんな名人のやり方でも著名な方の方法でも自分で試して見ないと、納得できないし、更に良い方法はない物かと四六時中考えていて、それが功を奏して独自の菊作り技術体系を作り上げた物と考えています。

だから、ベントナイト土麹や燐酸水など私独自の技術とアイデアの多くは日記を見た方以外には10000人に一人も知らないし、誰も利用していない方法のはずです。

私の仕事の家庭教師でも、余りにも丁寧に教えても生徒はかえって受身になり成績が伸びないことが多いものです、一度教えた所は簡単なテストをして、一度いくつか間違えさせて、間違いに気付かせてからやり直させて、それでも出来ないない所を教える方が成績は伸びるものなのです、更にもっと高度の話になると、解ると、出来るは、大きく違うのです、話を聞いて解ったつもりでも実際自分で何度も繰り返して身に付けないと実際に出来ないのが普通で、頭で解ったつもりでも何度も何度も自分で悪戦苦闘してみないと出来ない事が往々にしてあるのです。

日記で余り丁寧に取って置きの方法を何度も書いても空気や水のようにいつでも手に入ると思ってしまうと自分の技術として身に付けようと思わないものなのでしょうか?、例えば菊の挿し芽と発根の技術もそうです、挿し芽用土と水遣りの回数を変えると言う極簡単なことで「天と地」程の差が出ることが発根コンテストなどで証明されても、試してみない頑固親父が多いのも菊作りの世界なのでしょうね・・・・・・

そんな訳で本日、この日記の中から植える花夢流のやり方は3年前までさかのぼり全部削除しました、削除したところは「s」となっています、しかし写真は消しませんでしたので、本気で技術を身に付けけたい方は、菊作りの世界だけでなく伝統的な日本の昔からの職人の技術伝承方法で言われているように「技術は盗んで覚えろ」どうぞ写真から盗んでくださいな。

今後も書き込んでから7〜10日ほどで一割ほどは消していくつもりです。

真剣に菊を作ろうと考えている人には初心者であれベテランの御方であれ、今まで私は真剣に接していたと思うし今後も色々とお力になるように頑張りますので宜しくお付き合いください。

 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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