肥料抜き対決実験
2007/10/13 (土)

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泉郷富水の本命十数鉢は11日に支柱を立てたのだが、2軍と言うか余り期待していない10鉢ほどは本命の陰に置かれて、受け皿もなし、しかし本命は開花日を10日に合わせる為に電照をしているので蕾が小さいのだが、2軍の早いものは甘皮が切れだした、やはり開花日にドンピシャに持って行くことはこれからの天気次第ということもあり、2軍の手入れをして保険をかけようと思い残留窒素を調べてみて唖然、増し土や追肥も手を抜いているので肥料は切れていると思っていたのに、大菊液肥V200〜300倍以上の濃い値を示すものまであった。

此処で、昨年の全国大会のとき今年の秋肥料抜きに使おうと買い求めた「洗い一番」を思い出し、一昨年から私が試している自己流の肥料抜きの方法と比較実験をしてみた。

実験には、同じようなとても濃い値であったサンプル3の鉢を使い、当初のサンプルは30ccの試験管だったが7ccの小さな試験管に変えて実験をする。

3枚目の写真の左の試験管5本は、「洗い一番」一本目は処理前、まず、「洗い一番」500倍を一鉢に500ミリリットルかけて15分ほど置いておく、それを6リットルほどの水で洗い流す、それを最後に汲み取って2本目、更に6リットルほどの水で洗い流し3本目、・・・4本目・・・5本目とくり返した

3枚目の写真の右の試験管5本は、植える花夢流肥料抜きの結果1本目は処理前、花夢流肥料抜(6リットルの水に燐酸水10000倍になるように10倍液を6ミリリットル、ハイポ水も同じ割合、更に苦土石灰、、鉄、等の一般に菊栽培に使うものの薄い溶液を交ぜたもの)をかけてその最後の溶液が2本目、3本目からは、「洗い一番」と同じように6リットルの水を掛けるたびにサンプルを取る。

i0 i1 i2 (1) 1軍(本命)は38センチほどで揃っており雄大だが、2軍は不揃いで少し小さめ、いつもは後ろの列に置いてあり、受け皿も置いていないのだが、前列にして受け皿を置き残留窒素(硝酸態)を調べてみる。
(2) 目を覆いたいほど肥料が残っていた、追肥もしていないのになぜ?、きっと水遣りが控えめだったので、アンモニア態肥料が硝酸菌によって硝酸態に代わったのが、水によって流れて失われないで蓄積したのだろう。
後ろの薄い物は1軍(本命)の結果。

左側から3番目の鉢底の水を肥料抜き対決のサンプルとする。
(3) 左の試験管5本は、「洗い一番」での結果、5本目の結果を出すために結局一鉢につき水を24,5リットル使った。(はじめに「洗い一番」500倍液を一鉢に0,5リットル使っているので左から2番目には6,5リットルになるため)

右の試験管5本は、植える花夢流肥料抜きの結果、一番右端の結果を出すのに一鉢につき水を24リットル使った。

結果、若干私のやり方のほうが結果が良いようだが・・・どちらにしても大量の水が必要、皆様も水遣り怠りなく。

 
 植える花夢流・菊・花と生活を楽しむ・・・
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