美濃菊  庵姫
2007/09/30 (日)



写真は3年前のもの

今日は孫達の幼稚園の運動会なのだがあいにくの雨模様、急遽小学校の体育館で行われた、親達は役員で会場のお手伝い、ビデオカメラを預けられ、孫達の記録係になる。

お昼までにプログラムを消化して家路に着くとダウン、3時間ほど爆睡をして4時過ぎに菊の栽培場に行き、一段落した福助に代わり、今月の初めに大変遅い定植をした美濃菊の手入れをする、まず支柱を付けて苦土石灰とアドマイヤーを少々鉢土の表面にまく、美濃菊の庵姫は私の得意な菊なのだが今年は8鉢しかない、昨年ポット苗を定植する時に水が切れて乾いていたためにプラスチックのフネに水を張りそこに十数鉢のポット苗を入れてどぶ付けしたのだが、その時葉枯れ線虫がすべての苗に蔓延してしまい、どの鉢も開花時期には下葉が無く満足な花が咲かなかった、それでも3鉢ほどは何とか全国大会の時期に花が咲きその中の1花が2位になったのだが親株はすべて処分せざるを得なかった。

この時病気にかからなかったのが1鉢だけ残った福助の庵姫だった、大会前日出品候補として選ばれて車に乗せようとした時花にアブラムシを4〜5匹発見急遽置いていくことに、しかし審査後お立ち台に昇った花を見て仲間達と「あの花を持って来てアブラムシを筆で落として出品してたら絶対お立ち台だったね」と話して悔しがる、しかし、今にして見ればあの花を家に残して大正解なのだった、それは今我が家にある庵姫はすべてその鉢から取った苗になってしまったからである、私がどぶ付けをする時、「一鉢ごとに受け皿で行ったほうがいいですよ」と言うのはそんな苦い経験を今まで何回かしているからなのです。

今年の春、日記仲間の美濃錦さんから美濃菊の苗をいただいた、私だけでなく門下生の中にも苗をいただいた方がいて、美濃錦さんにはとても感謝している、美濃錦さんが、このままでは美濃菊を栽培している方々が高齢化でどんどんいなくなり将来に大きな不安を抱いて大変心を痛めていることが私にも良くわかる、今、全国大会でも美濃菊を出品する人がとても少なくて、このままでは近い将来この菊の出品種目そのものが無くなるのではと、私も心を痛めているからで、今年の私の菊は日記をご覧の方々のどなたの大菊よりも育ちが良くないと思っているし事実そうなのだ。

2枚目の写真の菊は真ん中の鉢に立ててある支柱のつなぎめまでも草丈が行っていない、草丈70センチほどしかない、現在のままでは50センチの切花を切ることさえ出来ない、開花までには花首が伸びて何とか出品できるとは思うが、こんないい加減な菊でも何とか全国大会で入賞をすると思われる、ひょっとすると上位に入賞も夢ではない、ぜひ、この日記をご覧の方々、全国大会なんて敷居が高いところと思わずに、まず美濃菊からでも栽培を手がけてぜひ参加してみてはいかがですか。

i0 i1 i2 (1) 孫たちの運動会両手にカメラを持ちとても疲れた。
(2) 定植をして1ヶ月、草丈70センチ。
(3) 本日から電照をする、昨日まで8日間電照をした花百合、オーロラの大半は昨日までで終わる一部はあと2日行う予定。
手前右の菊はスプレー菊試しに2〜3日電照をする。
 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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