盆養
2005/10/18 (火)

全国大会まで388日   (23日)

大菊を作っている方の、大部分の方は、9号鉢で3本仕立ての、いわゆる盆養を作っています。

私の日記等をご覧の方は「なぜ盆養が無いのか?」と不思議に思う方も多いと思います。

菊を作り始めて35年ぐらいになりますが、約半分の前期は盆養を一生懸命になってつくり、地元の菊花展に出品しては、出品したほとんどが最優等に輝き、40〜50名ほどの会員での菊花展で過半数も最優等を独り占めしたこともありました。

その頃は結構景気も良く、企業のスポンサーも付き、展示会の運営も楽だったのですが、20年ぐらい前から「お宅たちの趣味になぜお金を出さなければならないんだ、自分達の楽しみなのだから自分のお金でやれ」などと、もっともな意見をいう人たちも増えてきました、もちろんまだバブル期では有ったのですが、この頃から趣味の多様化で菊を作る方が減ったのと、会員の高齢化で会員が少なくなり、展示会においては、菊の運搬が一番の重荷になったのです。

その頃、全菊連の県支部を立ち上げた私たちは、地元の菊花展も全菊連の全国大会に習い、切花、福助、ダルマ、等に移行して行ったのです。

私も、国華園の菊花大会の初期の頃、2年ほど盆養を出品して、兼六香菊で優等の1席になり、もう一つ順位が上だったら特別賞で背丈ほどの大トロフィーを手に出来たのにと悔しがったことがありましたが、その頃を最後に盆養は作らなくなりました、変わりに一本仕立ての切花と福助を主として作っています。
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i0 i1 i2 (1) 我が家に1ヶ月前に来た、副会長の盆養。
全てが8号鉢の盆養。
盆養としてみても良く出来ているのだが、
しかし、出品は切花で。
(2) 三枝も、しっかり、綺麗に曲げている。
(3) まだ枝を着けたまま咲かしていて、輪台もまだ、10日ぐらいは付けない予定。
 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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