型破りの菊つくり
2005/09/01 (木)

型破りと言うか、教科書通りでないと言うか、独自な菊作りをしている植える花夢ですが、理論的には大変合理的なんですが・・・・・・

本日も残暑厳しく、菊の手入れも早朝か夕方でもないと体が持たないと、昼間は昼寝をしていて夕方、美濃菊の庵姫の福助を定植をする。

更に何種類かの管物の福助の定植、こちらは、半分諦めて捨てようとしていた苗なので、ほとんどが名無し、でも咲けば解ると思い、せっせと植えていると洗った鉢が底を付き、仕方なく庭のあちこちから探し出した鉢を洗わずに平気で定植、洗わなくても鉢に付いている前作の菊の根などはどうせダンゴムシなどの餌になっているだろうなんて勝手な解釈をしていて、こんなところが掟破りかな?、又福助をピンチしてある苗から育てるなんて事はまだどんな本にも書いてないことで、これも植える花夢の、「葉令理論」にもとずく最新の最強の栽培法なのだが、それも実績を積み重ねなければ誰も見向きもしないのだろう。

私の菊作りで、一つ自分ンに科してきた約束があった、それは同じ花で最高賞は2度と取らないと言うことなのだが、今年からそれを破ろうと考えている。

そもそもその約束は、30年ほど前、当時東京重陽会の理事長をされていて、後に会長、そして全菊連の理事をされた、竹原先生(故人)が、私と私の仲間の2人に東村山の自宅で話をして下さった中に、「私は今まで沢山の大臣賞等を受賞したが同じ花は一つもない」と言われ、「いつも色々な花の育ち具合の特性を研究しているから」との話に若かった私は、「私もそうしょう」と自分に約束して今日まで来たのです、そのため日比谷や全菊連、国華園等の大会ではもちろん、地元の菊花展でも特別賞に輝いた花は2度と出品をしなかった。

そんなわけで、日比谷や全国大会で最高賞を取った花は泉郷若水、玉光院、国華光琳、国華創雲、国華金創雲、国華大行進、国華花百合、聖光胡蝶、兼六香菊、兼六白菊、大芳千歳、清光殿、庵姫、泉郷富水、天女の名所、その他名前を忘れたが全菊連全国大会の福助競技花も2点、等、いろいろな花で、特別賞を受賞して、「何でも屋」を自称しているのだが、4年前菊の支柱に使う竹を黒く染めようとした時に鎌で左親指を切って7針程縫う怪我をして神経を切ってしまい、厚物などは花直しが困難になったことと、全国大会等では入賞する花が固定してしまい、「如何にして同じ花を毎年良く咲かすか」が勝負の醍醐味になっている種目も存在している。

そんな訳で、今年からは、自分に足かせを付けないで何でもいいから好きな花を自分流に咲かせて上位入賞を狙ってみようと考えている。

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i0 i1 i2 (1) 本日植えた福助美濃菊(庵姫)12鉢。奥にあるのは昨日植えた美濃菊(玉光の暁)。
(2) 草むらから取り出してきた、天女の名所、まだスピンアウトの鉢のままで下葉はだいぶ落ちている。
前にあるのは今年の新花、泉郷火山の親株、鉢には草のほうが多い。
(3) スプレー菊は、4〜5日前から電照をしている。
 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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