2011/05/14 (土)
真夏日!暑い〜!
午後はジムの予定だが、今日中にトマトの雨除けをなんとしてでも組み立てたいので休むかも〜〜〜 今日のお仕事ひたすらハウスパイプと格闘の日・・・のハズでした。。。
どうせ作り直しのならいっそもう少し巾を拡げたいと思いつき(いつものこと〜〜〜)元のパイプを解体した。 150pほどの直のパイプはそのまま利用、上のアーチ部分を一昨年に替えビニール欲しくて買ったビニール温室の部品を使う事にして、ナスの支柱に使っていたアーチ部分や金属パッカーを畑小屋に探しに行った。アーチは10本ともまるで奇跡のように全部見つけたし、パッカーも、天頂部分の継ぎ手も全部見つけたのですぐに仕事を始めて見たが、もともとG.Lが平らでは無いのでG.Lを出すのが難しい(。_。) 側のデッキや屋根のライン、果てはお隣の窓の高さなどを目印にして基点を合わせて見た。 パイプの水平・垂直をきめるのに手間取って、オマケ6本の柱パイプを揃えるのに上手く行かずに難儀する。 苦手な「見上げる」作業+暑さもあってまもなくグロッキー、3時過ぎに休憩にウチに入ったトタン、電話が鳴った。 電話に相手はダンナが月一検査のために午後に出かけていった市内の「国際医療福祉大病院」の職員さんで先ずはワタシの身元確認、その後で(ご主人の検査時に心臓下部の血管に血栓が詰まって閉塞状態になっている。今日は循環器の医師が不在なのでK磯の菅間病院に転院しますのでご家族に来て欲しい) 晴天の霹靂とはこのことです! 心臓の冠動脈が詰まったのなら”心筋梗塞”しか考えられない。 このところ半年に一度の割で救急車のお世話になっていたので、今日は意外と落ち着いていられた。 兎に角畑着を脱いで汗を拭いて着替え、印鑑、携帯電話、財布に多めにお金を入れてすぐに車を出した。 (今日はディケアにお願い出来てよっかった!) 病院は車で急げば10分ほど、すぐに着いた。 ダンナは診察室続きの処置室に寝ていて酸素マスクと点滴中。 担当の医師に短い説明を受けた・ 「心臓下部の、わりと細い冠動脈が詰まっている様です。あまり命に関わる箇所ではないのですが、こちらに今循環器担当の医師がいないのでK磯の菅間病院へ運びます」 少し待つ間に娘に電話して母がディケアから帰って来るので自宅待機を頼んだ。 救急車がまもなく来て福祉大病院の医師も一緒にK磯に向かう。 15分しないで到着した。連絡は電話で取ってくれていたのですぐに処置室に運ばれる。 書類手続きに20分ばかり廊下にいたがストレッチャーに乗ったダンナと入れ違いに処置室に案内されて担当してくださる医師と面談した。 若い!言葉に独特の訛りがある?名票は「放 明」? 「ワタシ、”ホウ”です。今からダンナさんの心臓をカテーテル検査します。頑張りますからね!」 「・・・・?」(頑張るって、ナニを〜〜〜?)なーんて変な事考えた。余りに急な展開で頭がついて行けない!血管撮影室に運ばれたダンナをまた廊下で待つことになったが、隣の部屋のドアが開いて「Oさんのご家族の方、お入りください」と案内されて大型のTVモニターが幾つも並んでいるデスクの前に座った。 モニター越しのガラス張りの無効にはさっきの”放”医師と若い男女3人の看護師?技師?が明らかに放射線除けの大きなエプロンをしてダンナの廻りを動いていた。 マイクも音がしっかり入っていて、一言一句はっきり聞こえる。 目の前のモニターになにやら背骨とはっきりしない白い影が映っていて、その中に明らかに何かを包む様な形に血管が動いて映っている。 ライブです!ダンナの心臓の冠動脈のカテーテル検査のライブです!! 心臓の形はほとんど見えません。輪郭が冠動脈でそれと判るだけです。 造影剤が入れられると、一瞬1pほどの太いのから、下の方の2〜3oほどの細い血管までが大きくうねりながら激しく動いているのがパッと黒く浮き出ます。 後ろの助手の方が切り替えると一瞬で別の断面が見えるのです。 手術室のドアが勢いよく開いて放先生がモニター室に入って来ました。「ここの細い血管が長く詰まっています」、「それからもう1箇所、こっちは太い血管に大きな詰まったところがあるね!こっちは良くない、これアブナイです。」これだけ言うとまたすぐに手術室に戻って行っていよいよ検査から手術・冠動脈ステント留置術2箇所の開始のようです。 指示の声ははっきり聞こえますが、モニター室のワタシにはなんの事やらさっぱりです。??? 「バルーン」とか「2.3o!」とか「圧、上げてー」「はい、テスト!」とかが片言の様に聞こえてくるだけ。 目の前のモニターに映される血管の中になにやら管っぽい物が黒っぽく見えるだけです。 ステントが入ったトタン、そろい箇所にさ〜っと血液が流れるのが見えたときは素直に感動しました! 映っている血管がダンナのだと忘れるほどでした! 一昔前だったら急性心筋梗塞で血管が詰まったら、例え助かっても残りの人生は以後半病になってしまったでしょうに! それがわずか1時間半ほどで生還です〜!
病院には二晩泊まりましたが、執刀医「放」先生は実にマメに病室に来てくれました。 ほぼ30分おきには様子を見に来てくれて、その間も担当看護師さんは5分〜10分おきに熱を測ったり何本も下がった点滴の様子を見に来てくれてほんとうに『完全看護』体制でした。
本人は術後に一晩は絶対安静で、機械が取り付けて有る腕は全く動かせず、まして寝返りも出来ずに上を向いたまま眠りも浅かったようでした。
福祉大病院で検査の時は、いつも昼食抜きなので、2食抜いて「腹が減ってる〜〜」と嘆く亭主! 生きるか死ぬかの後で”腹減った〜”かよ! いい度胸だねー。 先生に流動食ならOKと言われて病院の外に買い物に出た。 あちこち暗い中を歩き回って、やっとスーパーを見つけてレトルトのお粥を買って容器もかってレンジで暖め、スプーンやストロー、愛飲しているゴマ麦茶も買って病室に戻り暖かいお粥を食べさせた。
「終わりよければ全てよし!」でしょうか〜〜、ハイ。
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(1) こんな画像でした・・・(とりあえず、似ている画像借りちゃった、ゴメン!) 心臓の下部の細い血管だけに詰まりがあると思ってましたら、いざカテーテル検査したら上部の太い血管にも詰まりが見つかってこっちの方がよほど危険だと言われました。 予定外のステント留置となりましたが、ほぼ1時間半ほどで無事終了です。
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