2008/01/29 (火)
降りそうで降らない・・・
時々チラっと雨粒だか粉雪だか落ちてくる。 あんまり肩が痛むので思い切って整形外科へ・・・・ 折れてたらどーしよー、ヒビが入ってたら・・・これ以上ギプスやら包帯やらはイヤダよ(;>_<;)ビェェン
重い足を引きずって(これはそのまんま)午後の時間前に行った。待合室でくら〜い気持ちで座っていたら思いがけずに以前勤めていた設計事務所の上司(2番目の)に出会った。 余り話す時間もなく診察の番が来て、おっかなびっくり先生に肩の状態を伝えたら「腕が上にあがるんなら大丈夫。折れてたら痛くて腫れてとても出来ないよ」って言われてほっとした。
骨の注射をして貰って痛み止めの薬と湿布薬を出して貰いました。 なんとか一安心です〜〜〜 (゜ー゜)♪
以前なら何かあればすぐにお医者さんにすっ飛んで行ったのに、この頃ちいっとばかし臆病になってるね。 年なんかねー
菜園仲間の皆さんは”青空文庫”って知ってますか? インターネットの電子図書館で著作権保護期間の終了した作品を集めて配信しているサイトです。 時々見ているんですが、今日はそこで中島 敦作「山月記」を読みました。 ついこの前悦子から、この作品を直子がとても好きだったと聞いたのです。私はこんな難しいものは読んだことがありません。 筋書きは悦子から聞いてはいましたが文章も文語体で難解です。作品は幾分口語体に訳されたものと二通りありました。 文語体に取り付きましたが古語辞書が要るようなので口語体の方を読んでみました。 ”自分の才を自負する誇り高い地方出の「李徴」が都に出て名を立てようとするが都では彼ほどの才人は多く、名を揚げられずに果ては狂気となり、山に駆け入ってついには虎に変身する”という筋です。 直子はその「李徴」に自分を重ねていたのだとも言っていました。 深く、辛い短編です。誰でも自負心はあるものの、それをなだめて穏やかに世を渡るか、角を撓めずに辛い人生を送るか。 角を撓められずに辛く短い人生を選んでしまった娘が行間に垣間見えました。 もう少し長く生きられたら”虎”にならずに済んだかも知れなかったかも。。。 私も”若い頃”はそんな気持ちも有った方なので余計にそんな気がしました。 ずっと以前に新聞の投稿でとても印象に残った句がありました。 『外套の 襟立てて世に容れられず』中年の男性の句でした。
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