2006/11/19 (日)
さぶ〜ぃ朝。 雨の予報があるのですぐに畑に出てサトイモを掘り始める。 メインは「サトイモ太郎」。 とても良い品種だ。 第一に親子共に食べられる(^o^) 次ぎに脇芽が出にくいので、株間を詰めて作れる。普通のサトイモの2/3くらいの間かな? 脇芽が出ても刃物で切らなくとも、簡単に取れるので、芋に傷が付かず、保存し易い。何より味が良い。 加納さんちの「赤芽芋」は植え付けが少し遅れて、育ち損ねが多い。ひょろひょろの芋が大分出来てしまった。 マルチを掛けたのだが、初夏の日照不足が響いた様だ。 佐賀の特許品種だった「福頭」。今は特許期間が終了している。 この芋は4年前の暮れに偶然町内のスーパーで見つけた。 ポイントカードが出たので2個買ってきて食べたところ、とても美味しかったので、種用に3個買って保存し、次の年に芽出汁をして植えた。 5株出来た親芋は美味しくて、子と孫を種にしようと分けたのに、留守中にばあちゃんがぜーんぶ混ぜちゃった! 病気になるほどがっかりしたが、しょげかえったばあちゃんを責めるわけにも行かず、諦めてみんな食べてしまった。 次の年は、もう売っていなかったので、春先にネットで必死に探してやっと一箱送ってもらい、種用を確保。 もちろん、2/3は食べたけど・・・美味しかったね〜。 と、言うわけで、今年は満を持しての「福頭」。 でも、食用にきれいに作られた親芋なので、余り発芽せず、かろうじて4株が育った。 親芋は大きいが、小芋は「赤芽」と同じに生育不良のものが多かった。一寸がっかり・・・ 今年こそ大事に保管しなければ!
夢中で掘っている内に小雨模様。でも最後まで頑張って全部掘った。 茎を切ってとりあえずビニールハウスにいれた。
掘りながら芋の茎をきれいに取るため、包丁を持参した。 もちろん古い物。 でも夢中になって掘っていると、つい見失ってしまう。 「あれ?ないよ・・・」 レーキをあちこちに突き刺すが手応えなし。 「どうしよう・・・困ったな」 で、畑に常備の果物ナイフを持ってきて、埋まったと思われる場所を突き差し始めた。 (あ、これって昔、コンバットで見たな。ほら、埋めた地雷を探すところ・・・) そうなるともう気分はサンダース軍曹だ。 誰も見ていないのに、いや、いないので果物ナイフを順手にもってぐっと土の中に差し込む。 カチッと手応え。掘ってみると小石。 「チェッ、石かよ」と、またその隣にナイフを差し込む。 2尺四方くらいを探ったところで視線の端になんか光る物が・・・ ハッ、なんと一輪車の下に包丁があるではないか! 「あ〜・・・」我に返ってサトイモ掘りに戻る。 を繰り返すこと3回。 で、里芋掘りは終わったが、包丁はついに土の中に消えてしまった。 こんな風にして、毎年古い包丁が畑に消えていくのだ。 春、耕耘すると、刃先だけになったカマや包丁、ナイフなどがぼろぼろになって出てくるのよ。 ま、鉄分補給になっているのかもね。
家に帰ったらもう1時半!お腹ペコペコで座ったら立てないよ。二人ともお昼は済ませている。 で、私はまた”ぶなさん”のパンの御世話になる。 そこへばあちゃん現る。黙って指3本。 「昼、ご飯少しだったんだよね」とのたまう。「3枚でいいや」 と言うわけで、また半分は持って行かれてしまった。 覗いたら自分の部屋でテレビ見ながら「ほうれん草のゴマ和え」を乗せて美味そうに食べていた。 「ゴマ和え、ちょーだい〜!」「これで終わりだ!」 親子の縁もこれっきりかっ(`_´)
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(1) サカタの「サトイモ太郎」 言うこと無しの品種です。 株間はこんなんでOK!
(2) 加納さんから譲ってもらった「赤芽芋」 育ち損ねが結構あった。な〜んで?
(3) やっと手に入れた「福頭」 佐賀県の特産品。 八頭の突然変異種で親子とも食べられるよ!
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