雷雨の後
2006/11/05 (日)

hare.gif 昨夜の雷雨はとても大きかった。2時間以上強い雷雨が続いた。隣の太田原市では、一部の電話が不通になった。
今年の夏は、この地方にしては珍しく雷が少なかったんで、オドロキです。
でも、おかげで散らばっていたタマネギの詰め物が落ち着いた。豌豆マメもピンと立ち上がった。

近くの廃業したK医院の塀のツタがとても綺麗に紅葉していたので、一枚頂いた。
うちでは私の祖母、母、娘と4代も世話になった。
K先生の人柄と優しい看護婦(今は”士”ですね)さんで、小さい医院だがいつも混んでいた。
この看護婦さんはK医院で准看の資格を取ってから、子育ての一時期を除いてず〜とK医院に勤めて閉院までどこにも行かなかった。てきぱきとした、ほんとに優しい方でした。
”高い熱のある患者”さんが優先で、急に発熱する事の多い子どもを持つ親には、本当に有難い医院でした。自分の手に余ると思えば、すぐに大きな病院に紹介してくれ、病状を電話まで掛けてくれました。
子供の筋肉注射による”大腿4頭筋萎縮症”が問題になった頃、風邪の長女を連れて行くと、先生は「Eちゃんはここにいっぱい注射したからなぁ」と心配そうに娘の足をさすりながら言われた。
実際、少し足を折るのが辛そうな事があったが、その注射をしなければ命の心配があった為なので、仕方のない選択であったと思っていました。
まさか先生の方から心配の言葉を掛けられるとは思ってもみなかったので、本当に驚き、いまでも忘れらない。K先生は電気ハリの名手で、娘はしばらくハリの治療に通ったせいか、今は不自由無く過ごしている。
私は35の時の喘息性気管支炎を治して頂いた。
近所の子供の中にはK先生のファンがいて、その先生の診察だけは泣かずに受けるのだとお母さんが言っていた事がある。
一昨年、惜しまれながら85歳近くの高齢で閉院され、いまはご夫婦二人で静かにくらしておられる。
時々野菜を持って行くと、変わらない優しさで母の加減を気遣って下さる。
医師でなくなっても、何時までも丈夫でいて欲しいと願っています。

i0 i1 i2 (1) 糠や燻炭で植穴を埋めたタマネギ。
昨夜、強い雨が降って落ち着いた。
(2) タマネギ全部。畝の長さは約10M。
(3) 近所のK元医院の塀のツタが余りきれいなので、一枚頂戴した。
”仁術の医を尽くしたり蔦紅葉”
 
karinoの家庭菜園作業メモ
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