13年ぶりの家の中は…。
2022/10/22 (土)

harenotikumori.gif □和歌山

実家へ。
その前にお寺に寄って、墓に手を合わせる。
バス停すぐのコンビニで花を買って、と思っていたら売ってない! こっちのコンビニとは違うなー。

13年ぶりにわが家の中に入る。
元兄嫁に立ち会わせ、遺品の見分。金めのものは残ってないだろうし、荒れ放題に悲しくなった。 

お寺の約束の時間まで、お寺すぐ裏の仲人さんちへ。
仲人さん夫婦はすでに亡くなり、長男のM君は隣の在所で開業歯医者。
残った畑で仲人さんの弟が野菜を作って市場出し。
長男は、自分の妻も含めて月命日をきちんと祀りに来て、ふだんはこの弟さんが家の守をしてるそう。
歳はたしか兄の1つ上だから、5歳違いか。
いっしょに田んぼ野球をして遊んだ仲で、いまだに「Hやん」と呼んでいる。
わたしから見れば、わたしができなかっただけに理想的。
M君も来てるかと思い訪ねたが、土曜日でも5時まで診療とのことで、弟さんが家先の柿を穫っている最中だった。
「こんにちはっ!」
脚立の上から「おぅ!!」で、柿穫りの手を留める。勝手口から上がって、仏さんに手を合わせる。

その後、お寺へ。
元兄嫁を同席させ、実家の仏さん、墓と実家が管理していた地蔵さんなどの相談。
先祖代々の他に、だれが建てたか、だれの墓なのかもわからない墓があったりで、
しかも、大昔の石だけの墓で表面が崩れてたりで困ったもんです。

その後、しょんべん垂れのころからの幼ななじみS作さんちへ。
本人はおらず、おばちゃん(S作さんの母親)が間引きの大根菜を洗ってた。わたしを見るなり、
「○○ちゃんかえ」と、すぐにわかってくれた。
s作さんはさっきまでいたんやけどな、畑に行ったみたいやなと電話で呼び出してくれた。
S作さんが帰ってくるのを待っている間、しばしの世間話。
「昼めしを食う間がなかったんで…」と言いかけると、「握り飯でも作っちゃろかぁ」と。
「いや、持っちゃぁんね」と朝、コンビニで買って持ち歩いてたおにぎりを出すと、お茶を入れてくれようとする。
「いや、お茶も持っちゃぁんね」と食いながら、「おばちゃん、いくつになったらい?」と聞かば、
「91やいしょ」
「この辺で、いちばん上かい?」
「いや、まだK美さんとこのS子さんいてら。96やいしょ」
S作さんが戻って来てくれて、しばし。
仲人さん(S作さんも同じ仲人さん、たぶん)ちのM君とこまで送ってもらう。
M君は両親が亡き後も律義に盆暮れの贈り物はいまだに、で。
「もう、お互い止めにしょうらよ」と言っても欠かさないで。
玄関から顔をのぞかせたM君は、5時は回っていたが診療中のふうだったので、あいさつだけ。

バスで和歌山駅へ戻る。

 
蘖ひこばえの菜園作業メモ
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