箱根は大雪とニュースで言ってる。女房どのは書道コンクールの入賞者パーティーに東京へ出かけ、娘は友人と伊勢丹の最期を確かめに。ひとり天下だが、寒すぎる。結婚を機に松戸に越してきた40年前は、まだ伊勢丹の売り場は小さく、長崎屋が幅をきかせていた。いつごろか、その長崎屋の跡を拡張し、きょうまでの伊勢丹になったのだが…。