短パンに半袖Tシャツ。真夏かい？
暑いわ！

【常盤平農園】
背丈を超えたコスモス。朝顔が巻き付いて覆ってしまっているせいか花が咲かない。
おまけに畑作物に日陰を作ってるし…。
朝顔はかわいそうだが、ここは季節的にコスモス。
ほぐして切って、切ってほぐしてで、だいぶ風通しもよくなった。
そのごみを捨てに行く途中でT屋さんの姿。
「こんにちは〜」というと、T屋さんほかにも「こんにちは〜」と返ってきた。声の方を見るとT辺おばさん。
立派なエビイモの陰で来ているのに気づいていなかった。
ごみ捨ての戻りに覗いてみると、難儀な山芋を掘っている。すでにだいぶ掘っていた。
「お〜、立派なのが穫れてるじゃん！」
「いやぁ〜、もう大変ですよ。ごみ捨て場が使えなくなるというので掘り始めたんだけど、まだ半分」
まあ、最後まで掘れなくて途中で折れてるのが多かったけどね。
でも、これは人のことを笑えない。自分ちもいつもそうだから。今年は、それもイヤで、芽が出る引き抜いていた。
とにかく、もう手が付けられなくなるからね…。
で、T辺おばさんのご苦労、掘りあげた山芋をほめちぎっていると「少し持って行ってよ」。
いつものように一度は遠慮するが、「そうぉ、悪いね。せっかく難儀して掘ったのに」。
途中で折れているが、３本いただく。

「T辺さん、辛いの大丈夫？　辛いといっても唐辛子ほどではないけどね。野菜炒めなんかに１本入れるといいよ」
と、福耳をすすめる。
「たまに大当たりがあるけどね」
辛いのはちょっと、みたいな感じだったが、袋に入れて押しつける。