2017/02/11 (土)
モーニングでも食おう、と言ってくれたKさんが、ホテルまでお迎え。 車に乗り込み行った先が、マンション1階の喫茶店。 「この上にオレんちがあるんよ」と。
伏虎中3年9組で「さんきゅう会」というのを作って、それなりに集まっているらしい。 で、出てきたのが、12月での写真。 「こいつは○○ちゃん知ってるやろ?」 「はて? 知らん」 「この女性は? 楠見(小)やで」
あかん、わからん。 名まえを言われても、「えっ?」。 もちろん名まえは覚えとるが、顔が全然ちゃうし…。
六十谷の叔母の家へ行くというと、「送っちゃやらよ〜」。 11月に従弟が亡くなり仏さん参りにと…。 子どものころは、しょっちゅう自転車で遊びに行ったものだが、いまとなっては道がわからない。 駅から歩いて探すつもりで用意した地図を頼りに行き、「あっ! ここや!」 ドンピシャ。
しばし、仏さんの前で、たぶん初めて会う従弟の嫁さんんと話し、離れでひとり暮らす叔母の顔を見に行く。 両親や兄の不幸ごとで会ってはいるが、こちらから出向くのは久しぶり。 87歳やったかな? またひとまわり小さくなったみたいや。 顔を見るなり、「あれっ? ○○ちゃんかえ?」。 たいそう喜んでくれた。 運転手のKさんに断り、上がり込んでしばし話し込む。 「あんたの夢見たんよぅ〜。元気にしてるかえ? ほんまに○○ちゃんやのぅ?」 まだ、ここにいるのが信じられない様子だった。 わたしがいくつのころまでだったろう。嫁に行く前の叔母が実家にいっしょに住んでいた記憶がかすかにある。 だから、他の叔母とはわたしの受け止め方も違う。 そのころの写真を大事に持っていて眺めているらしい。
Kさんには叔父の家まで送ってもらう。 縁側で日向ぼっこをしながら新聞を読んでいた。煙がもうもうの中の92歳。 車の運転は、さすがにやめたらしいがタバコはやめられない。
お寺の坊さんにも実家のことを相談し、和歌山駅に戻る。 夜は、Kさんが手配してくれた高校時代の気の置けない仲間と。 小学校の校長まで務めたIさん、 「戻ってきて百姓やれよ! 畑やったら何ぼでも貸しちゃるよ! タダでええわ」。
|