2013/11/20 (水)
□18:00〜 立教大学・桑田
「食の機能性」についてのシンポジウム。
基調講演は、順天堂大学大学院の白澤卓二先生。 日テレの「授業」にも出演しているだけのこともあり、話はわかりやすくうまいわ。 演壇はなく、ハンドマイクで舞台中央のスクリーンに映し出される映像を見ながらの講演。 総じて、大学の先生の話は一番つまらんという過去からの先入観があるのだが、最近の先生はそうでもないのかな?
食事とは、病気にならず健康を維持する機能を備えている。 病気になるということは、機能的な食事をしていないということ。 食に対するいろんな情報も飛び交っているが、これがいいという情報に飛びついてそればっかりもダメ。 何がいいかというと、食事の情報は、おばあちゃんの情報がいちばん正しい情報です。
【桑田の話】
ま=豆 ご=ごま は=わかめ=海藻類 や=野菜・果物 さ=魚=魚介類 し=椎茸=きのこ い=芋=根菜類
を、意識して食べ、糖質、タンパク質、ビタミンをバランスよく摂取する。小腹が減ったら果物。 大リーグ時代はアメリカ食に慣れようと努力もしたが、やはり行き着いたのは日本食。
スペシャル納豆巻き桑田バージョン= 納豆に卵、葱、鰹節、ごま、大根おろし、梅干しを混ぜ込み、これを海苔で包んで食べる。 今も欠かさない。
桑田は、PL時代から練習、食事、はてはトイレのことまで克明に記録をしていたという話がある。 高校生までの食事は、満腹感優先で栄養が足りていなかった。 プロに入って体格、体力の違いをひしひしと感じ、食事を見直したという。 コンディションを維持するために、登板前から、そして登板後、次の登板までの間、何が必要かを考えながら食事をしていた。
スポーツは技術、体力だけではない。 やる気、集中力、判断力もおおいに問われるるが、これには食事が大きく影響すると白澤先生は言う。 長くプロの世界で生きるためには、 若いころは能力とパフォーマンスを表に出すが、後半は故障しない体づくりを前面に考える必要がある。
桑田は、会場に来ていた野球少年に対し、 「練習、練習ばかりでもダメ。トレーニング、栄養(食事)、休養、これをバランスよく実行してください」 ともいい、「スマホやゲームは絶対ダメ」と。
これらの話を聞いていると、桑田は相当頭のいい人だと感じた。話にも説得力がある。 確かに早稲田の大学院を首席で出たというのだから当たり前なのだろうが…。 もうひとりのKとは大違いだろうよ。たぶん…。 質疑応答に手を挙げたおじさんが最後に、 「ぜひ、巨人の次の監督になってください!」と。
なぜ、桑田が和歌山なのか? 田辺在住のライターと共著を出したらしい。 仁坂はんもおったしで、みかん、柿へのリップサービス?も…。
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(2) 今の季節なら、いうまでもなく柿とみかんです。 九度山の柿と有田のみかん、土産にいただきました。
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