2013/11/13 (水)
今朝の通勤電車。 自宅最寄り駅から乗り込むと、2人の中学生が3人分の座席を占領、 それを詰めさせ、よっこらしょと座ると向かい側の年寄りシートに知った顔が。 軽く会釈をすると向こうも応じてきた。 乗換駅で改めて朝のあいさつをすると「しばらくです。すっかりご無沙汰しちゃって…」と相手。 夏前のある朝に、同じように電車内で会った時に「仙台へ行く」と聞いていたものだから、 「どうしたんですか? きょうは? 仙台へ行かれたんですよね?」と聞くと、 「いやいや、いま、浅草にいるんですよ」 「浅草?」 「どちらまで行かれるの?」 「○○ですよ。相も変わらず」 「(乗ったのは)○○駅からですか?」 「ええ」(おかしいな、知ってるはずなのに)などと話しながら階段を上り、乗換え改札の手前で名刺を渡される。
(おっと〜、初めて見る名まえやんか。どないしょ〜)
「わたしは後ろの方に乗りますんで、じゃあまた」とその人は去ったが、 ひとりでニヤニヤしながら、また階段を下りた。 その仙台のお方とは、仕事を含め10回ほどしか(も、か?)顔を合わせていないが、 あの腹の出具合、恰幅のよさ、もちろん顔から迷うことなくそのお方だと思ってしまったのだ。 おまけにひとつ隣の駅を利用していたし…。
吊革にぶら下がりながら、何かの事情で姓が変わり、職も変わった? あのお方は名前はなんだったっけ、今の人、今ごろ、わたしのことを「だれだったっけ」などと悩んでるかな? こちらの名刺を出さなくて(出す間がなかった)よかったわ、などと考える。 出勤して、名刺を照らし合わせると名前も違う。 (名前まで変えたか?) すぐパソコンを立ち上げネットで確認すると、そのお方の名まえは仙台にあった。 やっぱり人違いか、ハハハハ。 しかし、同じローカル電車を利用していたら、いつまた出くわすかわからない。 その時はどんな顔をしたらええんやろか? 「その節は失礼しました」と今度は名刺を渡すか。 しかし、似てるよな〜、体つきが…。
これを書きながら、また、ふっと思ったが、まさか双子で、どちらかが養子に入ったちゅうことはないやろな? それとも、誰かと間違えてるな、というのがわかっていて合わせてくれた? そんなこんなで、富士山を見そびれた。真っ青な空やったのに…。
|