2012/10/14 (日)
時々小雨。うろこ雲の翌日は天気が悪い。
きょうの登場人物。 1.わたし 2.若者Nさん 3.Hさん 4.姓を漢字で書くとダイコンさん 5.福○さん 6.野菜検定1級Tさん 7.区画が近くよく顔を合わすTTさん
休みなのに朝飯後に出動という、いつもより遅めの時間。 畑に着くと、水場そばの区画のNさんが先客、遠くから手を挙げている。 近づくと、「キャベツが2つダメになった」という。その様子はこちらも見ている。 「うん、ペシャってたね。ネキリかなんかにやられたんだろ」。 その穴埋めには大根を播いたという。 話をしながら青唐辛子を穫り始めた。 「少しちょうだいな」というと、「好きなだけ穫って」とハサミを渡される。 そこへHさん登場。 「青唐辛子は刻んでよ、おろしたにんにくと混ぜて、味噌で和えるんだ。うまいぞ〜」 「種は取るの?」 「種も入れるんだよ! でなきゃ、辛くないじゃんかよ! 保存しとくと何にでも使えるしよ。うちなんか、3年物まであるよ」 「聞いただけでうまそうだな。もっと貰ってこ」と返したハサミをもう一度。
わが区画に戻り、ゴーヤ2本とつるむらさきを刈り取り、Nさんに。 「え〜!まだゴーヤあるんですか? この時期のゴーヤはありがたい。いただきます」。 その後、ベルポットに播いていた赤玉ねぎの小苗を、定植予定地の片隅に移植。 まだまだ針金より細いくらいだが、白玉ねぎ同様、定植までの1か月ほどここで育てる。 保険に半分ほど残し50本あまりか。 余った少しのスペースに、同じように下仁田ねぎの小苗を移植する。 古種の九条太ねぎは出が悪いうえに、華奢だわ。あかんかな? 育ちが悪く貧弱な里芋、1株試し掘り。「どっさり」とはいかず10個くらい。 9月16日播種の、実習の残り種の小松菜「夏楽天」を収穫。 やはり、プランター栽培と違って優秀だわ。
と、いうところへ、北の方(ちゅうても、あの国のことやありません。畑の区画で、です)の方らが集団で見回りにやってきた。 近くの区画のTTさんが安納芋の収穫をしているのでいっしょに見に行く。 「ダメだね。小さいのがコレだけよ」(って、字にしてもわからんよね)。 それでその蔓を捨てに行こうとすると、「どれ、オレが持っていくよ」と福○さん。 恐縮するTTさんに「どうせ、帰り道(自分の区画への)だから」と、年寄、いや先輩にはやさしい。
日本ほうれんそうと紅ほうれんそうの所々が、ネキリなのか、肥当たりなのかポシャッてて簡単に取れてしまう。 それらを取り除き追補播き。きのうの実習の残り種を。
そうこうしているうちに、Tさんの声が響き渡ってきた。 手を洗いに水場に行くと、道路っ端でTさんを中心に先ほどの人たちが集まっている。 どうやら銀杏を拾ってきて掃除をしているらしかった。 わたしらの年代は、子どものころよくそうしたものだが、若者Nさんになるとイチョウの木に成っているのも知らないようで、 「『イチョウ』と『ぎんなん』って、同じなんですか?」と問う。 「どちらも漢字で書くと『銀杏』だよ。小さな実で熟すと臭いんだわ。ウチでこんなことしたらカミさんに怒鳴られるからね」 「イチョウの木の下で臭うのはコレですか?」 「これはそれの種なんだよ。ほれ、よく茶碗蒸しなんかに入ってるでしょ。今は高いから入っててもせいぜい1つだけど、昔は3つは入ってたよな」 手に入るものなら欲しいと思ってるわたくしめ、すかさず横からTさんに聞いてみた。 「どこで拾ってきたんですか?」 「○○公園知ってる? その横で幼稚園の運動会やってたのよ。 その公園から、それを見てたらね、ぽとぽと背中に当たったんだわ」。 Tさんが銀杏を洗っているそばにビニールポットがトレイに並んでいるので、 「Tさん、なに、それでこれを植えようっちゅうの?」と横から聞くと、 「いやいや、これは蚕豆の種を植えようと思ってね。19粒入ってたから19個、家から持ってきたのよ」。 もうそんな時期か? 種は買っているが、それじゃ来週あたり植えにゃいかんかな。 「今朝、テレビ観てたらやってたのでね」。 たぶん「野菜の時間」か?
時間を気にしてた福○さんが「そろそろ帰ろ」と自転車に。 するとダイコンさん「車、どうしたよ?」と聞く。 「いや、もう歳だからさ、廃車にしたよ」というが確か同い年のはず。 「こないだ健診にも行ったよ〜」。 間髪入れずダイコンさんが「ダメだった!」と言う。 それを聞いたTさん、 「ダイコンさん、『ダメだった?』という聞き方はないよな、ふつう。『どうだった?』とか『大丈夫だった?』だよな、ふつうは、ねえ」 と笑いながらわたしに同意を求める。まあ、それだけお互い親しくなってる証拠なんだわ。
「福○さんて、雅治さんじゃないよね」と誰かが…。「弟が『まさはる』なんだわ。マジで。字は違うけどね。病院なんかで名前呼ばれたら、注目のマトらしいよ」と言い残して去って行った。 「すぐそこの角で事故ったらしいんだわ。人身事故だって。まあ、大したことなかったらしいけど。それで(車に)乗るの止めたんだね」 とダイコンさんが教えてくれる。
Tさん「オレもこの春先の調子が悪かった時、もう畑も止めようかな、ってカミさんに漏らしたら、 畑のみんなと話すのが楽しみなんでしょ?止めたらそれができないわよ、と言われてしまったよ」。 そこから、カミさんはひとつも畑には手伝いに来ないという話になり、 「うちもそうなんです。穫り来れば畑にあるのに買ってくるしね。虫がイヤだと言って。田舎もんのくせに」。 ダイコンさん「オレんちなんか、最初のころ来たけど、やり方で意見が合わなくてケンカよ。それで来なくなったよ」 「おっと、もう11時半か、帰らなきゃ。お先に」。 ここんとこ朝飯前が多かったから、会うことがなかったが、久しぶりにみんなと話し込んでしまった。 胃を悪くしたというKさんの顔が見られなかったのがちとさみしいが…。 そのKさんの区画に、Hさんが「ブロッコリーの苗を買ってきて植えといたよ」という。
◆今日の作業◆ ・赤玉ねぎ苗移植 ・下仁田ねぎ苗移植 ・ほうれん草追補播き ◆収穫◆小松菜、ニラ、里芋、青唐辛子(いただき物)、ゴーヤ・つるむらさき(Nさんにお返し)
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(2) 里芋の試し掘りと小松菜の収穫。
(3) サカタのHPを見ていたら種のプレゼントが。 「ポチっ」としたら、「育ててからのお楽しみ 謎解き菜園セット」が当たった。 小松菜とほかに3種類の種が混ざってるそうだが、春菊と二十日大根はわかった。 残る一つは、アブラナ科なんだが、なんの種だか? 水菜とみたが…。
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