2012/09/25 (火)
長袖のワイシャツを取り出し、背広の上着を羽織る。 それでも汗はジトッともしないわ。
ニュース番組が始まったとたん、TVの前で一瞬爆睡。 「オトーさん! うるさいぃぃぃぃ〜!!!!!!」 女房どのに大声で起こされる。 「わたしゃ、あんたのオトーさんやない!」と言い返しつつも喉の奥が痛い。 そして、いまパソコンの前。
先週の金曜日のこと。 その2,3日前、東京で広告代理店に勤める大学の先輩(学年も年齢も)からケータイに電話があり、 「(別の先輩の)○○が東京におるんやて。金曜日の夜、いっしょに飯でも食わへんか」とのお誘い。 こちらの先輩、学年は1年先輩なのだが歳は同じ(何でかは深く考えないで)。 徳島で小学校の校長まで勤め上げ、この3月に定年退職した。
銀座の事務所を訪れると、すでに先輩二人がお待ちかね。 わたしが卒業する1年前ぶりだから、38,9年ぶりだわ。 アドマン先輩が連絡をとってくれたときに、わたしのことも話してくれたようで、 「覚えとる、覚えとる。あの黒縁の眼鏡かけとったヤツ」と言ってたそうだが、 わたしの彼のイメージも、「黒縁眼鏡」なのだ。 そう、あの時代は銀縁、金縁なんてなかった? あったんかな? でも、キザっぽく見られてた? 高かったし。
40年近くの時を超え、なぜか名前をチャンづけで呼んでくれる。 「学生時代もそう呼ばれてたっけかナ」と考えてしまったが、それはそれで嬉しいものだ。 そういえば先月の高校同窓会でも、名前にチャンづけで呼ぶヤツがいたな。 だけどこいつはその当時もそう呼んでた。これは覚えている。
聞いたら、奥さんは徳島のままで、単独で出てきて、1Kのマンションを借りているという。 「ず〜とおるんかいな。なんで今さら東京やねんな? 何してんの?」。 長い説明を聞いてみると、三十路を前にしたお嬢さんが、 ロックバンド(チャットモンチーhttp://www.chatmonchy.com/)を組んで活動をしているという。
代わってアドマン先輩が説明をする。
「あんな、親元を離れて東京へ出てきた娘がやで、 30になろうかという娘が何やってるかゆうたら、ロックバンドやで。 もちろんロックバンドがいかんわけやないけど、ふつう徳島の田舎にいる親にしたらそら心配やんか。 娘さんにしたら、自分のやっていることを実際に見てほしいちゅうもんや。 それとな、ず〜と小学校の先生やっとって、定年や。 東京でしばらく、のんびりせえへんかとちゅうご褒美もあるとと思うんや」 「マンションはな、娘が借りてくれとんね」 なるほど、そういうもんか。 「こないだな、娘のおかげやけど、優香チャンとカラオケ行ってんねんで」 「なぬ! 東京出て1か月でか!」 ふたりで大きな声を出してしまった。
そのあとは、もっぱら3人共通の女性の話。 「うん、おった、おった。あの子はアイツとできとった。どないしとるんやろな〜」などと。
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