無題
2012/05/26 (土)

□9:50〜 上矢切

午前中の講義は、植物の生理に関するものであるが、この先生脱線が多く、果樹の剪定の仕方が始まった。
知りたかったことでもあり、おかげで興味深く、眠気が吹っ飛んだ。
昼休みの食後には、用意してくれた育苗箱に花の種を播く。ダリアとブルースターと言ってた。

午後は山野草の話。
先生のお名前に「もしや」と思っていたが、そのもしやだった。
ずいぶん前に定年退職されているが、大手医薬品会社の農薬部門におられた方で、
現役時代にお目にかかったことがある方だった
(お偉い方だったので、こちらのことなどもちろん覚えてくれてはいない)。
この山野草先生、「雑草とは何ぞや?」。
当然、昭和天皇の「雑草という名の草はない」の言葉を紹介し、
「生えて欲しくないところに生えてくるのが雑草」と定義づけ、
「前作の野菜のこぼれ種などでも、そこに出てきて欲しくなければ雑草」ということだ。

授業が終わってから、同じ班メンバーでの懇親会。
市川方面、松戸・柏方面、船橋方面の方と、それぞれ帰る方向はバラバラだが松戸駅へ出る。
同じ班メンバーの中に、野菜と花を作っていると豪語するオヤジ(わたしやないですよ)がいる。
今日の種播といい、先日の畝づくりといい、
「おれが、おれが」とまっ先にシャシャリ出て、とにかく自慢したいらしい感じのオヤジなのだ。
他人が立てた畝を、断ることもなく手直しするほどの…。
そこは、奥ゆかしいわたくしめ、一歩さがってと眺めている。
帰宅して、家人にその話をすると、
「いくつくらいの人?」
「70すぎてるくらいかな?」
「ガンコなのかも知れないね」
「普段やっていない人にやらせてあげればいいのに」「出しゃばりオヤジがと、そういう目で見てるんでしょ? それがいけないのよ」とたしなめられた。
「率先してやってくれてるんだと思えばいいのよ。そういう人もいないと困ることもあるから」と。
返す言葉がありません。
はんせい。

早朝収穫。
◆収穫◆蚕豆、絹さや

i0 (1) 20日定植のシャキット。
(2)
(3)
 
蘖ひこばえの菜園作業メモ
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