「京の冬の旅」。
2012/03/17 (土)

ame.gif □帰和 墓参

の前に、京都で途中下車。というか1泊。
9時01分には京都駅到着。あいにくの小雨模様。
八条口のホテルに荷物を預け、また京都駅に戻る。
大阪時代の友に会うという女房どのを残して、娘と奈良線に乗る。
京都は女房どのと娘のリクエストなんだが、こちらは特に行きたいところもない。で、娘の後をついていく。
干支の辰にちなんで、「龍」に会える特別公開が目当てなんだとか。

まずは東福寺をめざす。
駅を出る人みんながそちらへ向かうと思いきや、前を歩く人がいなくなった。
全25寺院を抱える東福寺はさすがにデッカイわ〜。
紅葉の季節には大渋滞を起こすという通天橋も、寝っころべる。
残念ながら三門の公開期限は過ぎていた。

続いて、烏丸通今出川に出て相国寺へ。
法堂(はっとう)の直径9mのドーム型天井に描かれている「蟠龍図(ばんりゅうず)」。
天を昇る龍が多い中で、蟠龍というのは地に伏せ、いままさに飛ぼうとする姿なのだそうだ。

同志社の食堂で日替わり500円也のカツレツ昼食。娘はタコライスを選んだ。
デザートは「京菓子資料館」の茶席で、抹茶と俵屋吉富の京菓子をいただく。「雲龍」と干支菓子の「龍吟」。

ここで、美術館巡りをするという娘に「6時知恩院だからね」と告げられ別れる。
阪急で梅田へ。変わったという大阪駅を見たかった。
懐かしの高槻(大阪転勤時に住んでた)、淡路(大学時代の乗換駅)を通過して、十三、梅田と。
「おおっ、紀伊国屋や。まだあるねんや」まではよかったが、「ここはどこ? 大阪駅はどこ?」状態。
記憶を呼び起こし、「ああ、こっちや、こっちや」と新しくなった大阪駅の地上に出たが、また「どこやねん、ここ?」。
しばらく立ち止まって周りを見渡さないと自分の居場所がわからない。
それに、「大阪駅て、こんなに人が多かったかな?」と思うくらいの人。
ここで何をしたかというと、阪神百貨店の地下。
そうです。「いか焼き」を食いたかったんですわ。

目的を果たして、また阪急で河原町へ戻ると、待ち合わせの時間にちょうどいい時間。
八坂さんに向かって歩くが、四条通もまたエライ人や。まっすぐ歩かれへん。
途中、タイミングよく娘から電話。
「高台寺を出て知恩院に向かっている。お母さんは疲れて京都駅で待ってるって」と。
6時からライトアップされるという、知恩院のこれまた修復されたばかりの三門へ。
さらに6時半からは、三門裏手で音楽とプロジェクターによる投影があるというのでそちらへ回る。
歓声続きの15分間のショータイム。
素人で理解しがたいのは、三門の梁というのか部分的に、それに沿って光を当てて見せるのには驚いた。
薄暮だった空も、終わるころにはすっかり暗くなって、また三門前へ戻る。
雨だと見られなかったらしい「花灯路」が雅やかに並べられている。京友禅で作っているそうだ。
ガヤガヤとする人ごみの中に「狐の嫁入り」と書かれた提灯を見つける。
「なんだろうね? 狐の嫁入りって?」と話していると、「人力車に狐の花嫁がいるよ!」。
知恩院三門前を出て高台寺まで巡行、嫁入りするらしい。

京都駅へ戻り女房どのと再会、夕食をすませホテルへ。

京都写真はここ  ↓
http://photozou.jp/photo/list/155024/6277677

i0 i2 (1) 相国寺法堂・狩野光信筆の「蟠龍図」。
(2)
(3) 狐の嫁入り
http://photozou.jp/photo/list/155024/6277677
 
蘖ひこばえの菜園作業メモ
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