2011/11/26 (土)
月1ヤク切れ通院。 その足で、映画「マネーボール」を見る。 知人に「あれしか方法がなかった。ご心配おかけします」とメールを寄こしたというかのGM(今となっては前か?)。 「GM」たるものを知るためにも見ておきたかった。 ブラッド・ビットが扮する、アメリカ大リーグ球団のGMが主人公なのだが、 かの前GMも大リーグ式GMを理想に描いたがための食い違いではなかったかと思う。 大リーグのGMにはチーム編成について全権が与えられており、オーナーはそれに金を出すかどうかだけ。 映画の中では、試合の最中にでさえGM同士が連絡をとり合いトレードを進める。 極端な例では、次の日の試合前のロッカールームで「そのまま飛行機に乗れ」と通告する。 選手は商品であり、安く買える商品を手に入れレギュラーに育て、欲しがる別の球団に高く売る。 大金をはたいたスター選手で観客を集めるのも球団経営なら、それも球団経営のひとつ。 そういったことが目まぐるしく行われる。 すべてGMの考え一つなのだ。
「マネーボール」=原題は、Moneyball: The Art of Winning An Unfair Game (マネーボール:不公平なゲームに勝利する技術)。 ノンフィクションで、邦訳版の副題は「奇跡のチームをつくった男」ということだ。
メジャーリーグの貧乏球団・オークランド・アスレチックスのビリー・ビーンGMが、 セイバーメトリクスと呼ばれる独自の手法を用いて、プレーオフ常連の強豪チームを作り上げていく。 選手の年俸総額がヤンキースの1/3程度の貧乏球団が優勝争いに絡むまでの球団になっていく。 そのなかでのGMの手腕を描いている。
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