「もし、畑がなかったら…」。
2011/06/12 (日)

kumori.gif 畑に行くとおじさん’Sの会話が聞くともなく耳に入ってきた。

「まったくイヤんなっちまうよなぁ〜」
「どうしたんだい?」
「家にいても邪魔扱いされてよ〜」
「オレもそうだよ。だからここへ逃げてきたようなもんよ」
「おれなんかよ〜、1週間に1度の休みなのによ、畑がなかったら家をおん出されても行くとこないよ」
「おれはずーと休みだからよ、畑がなかったら時間のつぶし方がわからんよ」
「ここへ来れば、誰かいると思ってよ〜」
「話し相手探しに来てるようなもんよ」
「それでよ、腹が減って帰るとよ、『あらっ? 帰ってきたの?』だもんなぁ」
「だけど、30何年間も外で働いてよ〜、いまは家にいたら『じゃま!』だかんな〜」
「この次生まれ変わることがあるんなら、別の女に惚れたいよな〜」
「いや〜、惚れるのは勝手だけど、相手が惚れてくれんことにはネ」

近い将来身につまされる話と思って聞いていたが、自分とてすでに休みの日の時間つぶし的なところもある。
だが、さすがにこのおじさん’Sと違うのは、「畑に行ってくる」というと、止められることが多いことだ。
「ゆっくり休んで、もっと後にしなさいよ」
「暑いからすぐ帰ってきなさいよ」
「ご飯だから、戻ってきなさい」などなど。
やらなければと思っている作業があるときに、何やかやと言って止められるとカチンとくるが、
とくにさしあたっての作業、収穫がなくとも、つい足が向く。
行けば行ったでやることがあるもので、すぐに時間が経ってしまう。

じゃがいもの後は何を植えようかね〜? 
思いはすでに秋冬野菜?

ナスと並列になっている「とうや」4株を全部引き抜く。
通りかかったTおばさんに、「じゃがいも掘ってみたよ」と自慢たっぷりに報告。
「どれどれ。おっ、いいじゃん!」
このTさん、先日、「じゃがいも掘った? もうそろそろいいのかねぇ」と声をかけながらHさんに、
「お宅いつ植えたの? うちより早いじゃん。先に掘ってみてよ」などと言っていた。

◆収穫◆赤玉ねぎ:赤玉の極み・ペコロス調、じゃがいも・とうや、蕗

i0 i1 i2 (1) ジャンボとうや収穫。
(2) 赤いらっきょうではありません。


青いトマトではありません。
(3) 青いアイコさま。


その上にぶら下がる赤い玉ねぎ。
 
蘖ひこばえの菜園作業メモ
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