仙台在住の民族研究家・結城登美雄さん。
2011/04/23 (土)

ame.gif 雨で畑にも行けず。
娘のピアノレッスン中に、寝室で横になっていたら眠ってしまった。
目が覚めたら昼飯の時間。
薄日が射しこんだ間に畑の様子を見に行ったら、とうもろこし苗がずいぶん大きくなっている。
どうしよう? 
定植してもいいくらいの大きさだが、気温はどうかねぇ〜。

それにしても、毎日毎日、よく揺れるものだ。
   ↓
今日の地震情報

仙台在住の民族研究家・結城登美雄さんの新聞記事。
「宮城では、漁船1万3000隻のうち、9割が流された。
 原油高、魚価安の中でも『海は魅力だ』と食を支えて きた漁民たちが、
 船、いかだ、家、仲間をなくし、『もう漁業はやりなくない』と言っている。
 農業も同じ。人口のわずか2%、260万人で半数が70歳以上という農家が食を担ってきた。
 しかし津波で被害を受けた水田は、東北6県で2万fに上る。
 米に換算すれば170万人の1年分の主食が失われたことになる。
 家や農機をなくした農家は、塩が浮いた農地を再び耕すだろうか。
 それでも私たちは『諦めないで魚を獲り、種をまいて』とお願いするしかない。
 お金があり、海が元に戻っても、作る人がいなければ食べられない。
 エネルギーは代替があるが、食に代替はない。

 『自分たちの代わりに食を作ってほしい、応援する』という視点が大切だ。 
 農産物直売所がいい例だろう。
 小さな農家の作る力と、応援する食べ手の力が一緒になったから、販売額が1兆数千億円にもなった。
 大規模農家は必要で、政策支援は大事だ。
 ただ、今回の震災で、大規模農家ほどリスクが大きいこともわかった。
 それは環太平洋経済連携協定(TPP)もしかりだ。
 国は大規模農家と同じエネルギーで、中、小の農家への支援策を講じてほしい。
 今この国に、小さな農地を軽んじている余裕は全くない。」

都内ではあちこちで、被災地(県)産の農産物即売を催していうようだが、文字どおり即完売らしい。
何とかして、何らかの形で被災地のお役に立ちたい、という気持ちの表れで、日本人としての連帯感が生まれている。

欲を言えば、こういった気持ちは普段から持って欲しいもの。
国産農産物消費で、日本の農家を助けよう、と。

 
蘖ひこばえの菜園作業メモ
[ホームに戻る] [今日の日記へ] [この日の日記へ]