半世紀ぶり。
2010/12/11 (土)

harenotikumori.gif チェックアウト時間の12時まで、東寺へ。もちろん「DX」はつかない。
何度も遠くから見てるわりにはお参りは初めて。
いつもは、京都駅から、あるいは奈良への電車から見るだけの東寺、五重塔だった。
高野山に繋がるお大師さんのお寺だけあって、さすがに大きいお寺さんだ。
観光タクシーの案内を、隣で盗み聴き。
「お寺の正門はたいがい南から入るように造られているが、東寺は都のいちばん南にあるため、
 南大門から入るとなるといったん都から外へ出ることになる。だから、北門が正門なんです」
(ふむふむ、なるほど〜)
「いまは扉を閉めていますが、当時の東寺は扉が開いていて外からもご本尊が拝めたんです。
 ですから、九条通を往来する人も南大門の外から手を合わせていたんですよ」
(ふ〜ん、そーか)

午後、和歌山へ向かう。
いつものように叔父の家にやっかいに。
晩飯には先妻との息子(わたしからは2歳下の従弟)が夫婦で来るのでいっしょに食いに行こうという。
女房どのは固辞したが、わたしは50年ぶりくらい、会ってみたい方が大きかった。
1年前くらいまでは、この叔父の「あとをとるように」言われていたが、返事もせずの日々が続いていた。
さすがに叔父自身も時間がないと思ったのか、別れていた自分の息子を再度頼ったようだ。
夫婦して中学校の先生で、嫁さんの両親も先生だったという半世紀ぶりの従弟は、
わたしなんかより数段礼儀正しいであろう大人になっていた。
おつむは薄かったが…。

 
蘖ひこばえの菜園作業メモ
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