2010/06/29 (火)
のち曇り、11時になってまた土砂降り。
おとついの日曜日、目が覚めたら雨。 10時半から娘のピアノレッスン。逃亡を決めこみ、ネットでMOVIX亀有のピンポイント座席予約。 中井貴一っちゃんの「RAILWAYS」。 走り続けてきた都会の会社人間が、 50歳を前にして子どものころから憧れていた一畑電車の運転手に転職するわけだが、 身につまされる社会の構造があった。 ふるさとでひとり生活をする行商の母親が、その一畑電車で倒れる。 母親を看に帰郷しているうちに子どものころの夢が湧き上がってくる。 やりたいことが見つからない娘には、「早く就職口を見つけろ」と促していたのが、 「ゆっくりでもいい、一歩ずつ前に進んでいれば…」と変化を見せる。 祖母の傍にいるうちに、それは鈍いわたしでもストーリーの予測ができたが、彼女は介護士になる…。 若い人にはこの言葉もいいだろうが、歳をとってくるとそうゆっくりともしていられない。 が、来年末に訪れる還暦は、人生2度目のスタート。 もうちょっとがんばってみよう。 ……と、思う。
残念ながら知らず知らずのうちに涙が流れてしまった。 それは郷愁させる映像と、ついわが身の立場に置き換えてしまうから。 母親はあっさり死んでしまったが、不自由なまま生きていたら、 ゆくゆく、ほうっておくわけにはいかなかっただろう。 さぁ、その時はどうしてたかな? あるいは、自分は親不孝をしてしまったな、などと。 やはり親は、近くで元気に好きなことをやっているわが子を眺めているのがいちばんの幸せなんだろうと。
枝豆オーナー農園の収穫のお知らせが市役所から届いた。予想どおり3日から。
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(1) この一畑電車には、南海電車のおさがりが登場する。 車体のカラーは塗り変えられているが、あの懐かしい形の電車だ。 そういや、南海電車そのままのは、大井川鉄道だったかの映像でも見かける。 高野線でも走ってたなぁ。
上が南海電車で、下が一畑電車。
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