2010/05/21 (金)
朝から暑かった。 ヤク切れのため、出勤前通院。 137の83。「はい、いいですよ」で終わり。
今朝、GIANTSチャンネルの「ズームイン」を観ていたら、 今はときめく池上彰先生が「基礎からわかる口蹄疫」をやっていた。 それを紹介をしながら「口蹄疫について」もう一度。
2000年に北海道と宮崎で口蹄疫の発生をみた。 その時は、北海道705頭、宮崎35頭の殺処分で終息した。 今回は、すでにその150倍以上。 ただ、前回と違うのは、今回は大半を豚が占め、2000年は100%牛での発症で豚はなかった。 このウィルスが豚に感染すると、牛の1,000倍の勢いで増殖し、排泄される。 それと、前回は対策が素早かった。「口蹄疫」と断定される前に牛や豚を封じ込めた。 それに比べると、今回の対応は後手、後手になっているといわれても仕方がない。 前回経験から、甘く見たのかも知れない。 ぶなさんのコメントのように、当然、蠅や鳥にウィルスが付着し、 別の場所に運んで感染するということはおおいにある。 今回の半径10kmという設定は、蠅が移動するであろうという範囲なのだそうだ。 (鳥ならば、もっとだろうに…)。 半径10km以内は殺処分、10km〜20kmは前進出荷で、 20km以内には牛や豚がいない緩衝区域を設けて終息させたいという考え。
なぜ、殺処分が決まっているのにワクチンを投与するのか? 病気の拡大に、殺して埋める場所の確保や作業がおっつかない。ワクチン投与で時間稼ぎをしようというだけ。 もちろん、10km圏内ならば、健全な牛や豚も殺される。 対象農家にとっては、具体的な補償の提示がないなかで、 いやおうなく生活の糧を処分されることになり、ここに反発も出ている。 かと言っても、出荷期を迎えている牛や豚を持っていても移動制限がかかり、餌代だけが嵩んでいく。 泣くに泣けない状況だ。 これも対応の遅さが問題となっている。
55頭の種牛のうち、現在残る可能性があるのは6頭だけになってしまったのだが、 このうち5頭はスーパー種牛といわれる「安平号」の系統。 何せ、安平号の精液は0.5ccが25万円で取引きされたんだと。 もちろん、人工授精なので本人(本牛?)は搾り取られるだけなのだろうけど…。 この6頭は、早々と口蹄疫発生地域から遠ざけ、西都市に隔離したのだが、 昨日になってこの西都市でも疑いが出たから、種牛の確保も難しくなってきたというのが現状。
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(1) あす、凱旋パレード。 話を聞きたいけど、すごい人やろな〜。
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