2010/04/07 (水)
朝メシを食い終わり、TVの前で新聞を広げていると、 「ぴぃろろ〜ん」という音に何事かと顔をあげ画面を見ると、 くも膜下で倒れた巨人の木村拓也コーチが亡くなったという字幕スーパー。 現役を退いて今年からコーチになったばかりという37歳なのに、悲しくもあり、残念でならない。 スター選手ではなかったが、ひょうきんで人なつこそうで、 投手以外ならどこでも守れ、昨年はキャッチャーまでやった。 もちろん、投げろ、と言われりゃ、投手だってできないことはなかったろう。 くも膜下は助からないものとの観念でいたが、 近くに意識を取り戻し不自由ながら普通に生活している人を知り、わずかながらも回復すると祈っていたが…。 本人や家族に対しては、古巣の広島球場(新しくなったが)で、 バットを握って倒れたのがせめてもの慰めになるか?
そんな朝だったが、肌寒い日があるとはいえ、そこは4月。 コートを脱ぐ人が増え、今朝も電車を待つ間周りを見渡してみると、着ているのは3割くらいか。 その3割のひとり。 寒がりのわが女房どのは、自分の物差しで人の寒暖も決める。 「きょうはもうコートいらんやろ」と思っても、着替えには出ている。 ここで、「いらん!」などと言うもんなら、出勤前のひともんちゃくが起きることが必至。 そして、気分悪く家を出ることになる。 おまけに天気予報では「夜になると気温が下がる」 (あたりまえやろぅが!)などと言ってるし、絶対それを盾に応戦してくる。 だから、黙って着て出た。 だけど、暑い。 ただでさえ暑がりで、人より汗かきで、混んだ電車での苦痛をヤツは理解しない。 そして、帰ってきて必ずボヤく。 「何で、常磐線ってあんなに暑いんや。よう、みんな平気な顔して乗ってるな!」 「この、クソ暑いのにコート着せられて…」。
ところが、予報どおり、午後になって冷え込んできた。 「また、寒くなったね〜」」なんて言いながら帰って来たもんにゃ、 「わたしの言うとおりにコート着て行ってよかったでしょ!」と必ず言う。 だから、触れない。
明日は、まだ、寒くなるそうだ。
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