「育てるための野球」。
2010/03/24 (水)

ame.gif 雨やし、さぶいし、なんやねんこの天気は!
真冬の寒さ、やて〜。

ヤク切れで、出勤前に病院に立ち寄り。
「○○さん、お酒は飲みますか?」
「いや〜、そんなには…」
「肉は?」
「いや〜、そんなには…」
「ラーメンとかは?」
「いや〜、そんなには…」
「尿酸値が高く出てるんですよね」
尿酸値=通風=贅沢病、そういえば、こないだ何か脚が痛い時があったなぁ〜。
いや、気のせい、気のせい。
ところが、肝心の数値を確認するのを忘れた。どれだけ高いのやら…。

例の、「21世紀枠に負けたことは末代までの恥」、
この日記をご覧になってか、さるお方から「許さん!」と、なり代わっての憤慨のメールをいただいた。
返事を差し上げておりませんが、この場で失礼ながら、お礼(ちゅうのもおかしいか?)申し上げます。

今日のジャイアンツ新聞夕刊。
この夕刊の、楽しみな囲みの連載記事に「明日へ」という各数回のシリーズものがある。
何年続いたか、それもきょう付けで「おしまい」となっている。
その最後のシリーズが、「熱闘のきずな」と題した、あの箕島vs星陵にまつわる話。
そのまた、最後の話が、尾藤さんと山下さんの両監督。

「『待つ、信じる、許す』ということが僕にはなかった。あの試合で自分の未熟さを感じた」という。
追い込まれても絶やさなかった「尾藤スマイル」をまねようと、自宅玄関に鏡を置き、朝に夕に向き合った。
様々な分野の書物を読み、違う職業の人たちの話を聞いた。

「勝つ野球から、育てる野球に変わりました」

厳しさのなかにも愛情あふれる山下さんの指導は、至近距離から対話をしながら続けるノックに象徴される。
箕島ナインの闘争心を、星陵にも根付かせたいと考えた。
1995年夏、腰痛で監督を退任した尾藤さんは
「元気で心がこもった山下さんのノックを見て、もうやめなければと引導を渡された」
と思っている。

いま、ふたりは、高野連が全国の若手指導者を対象に開く「甲子園塾」で、尾藤さんが塾長、山下さんが講師を務めている。
「高校野球への恩返し」との想いから、「野球を通じての人づくり」を説く。
名将二人の願いだ。

と、紹介している。

送りバントを失敗した選手を呼びとめて、こんこんと説教をしている(ように見えた)あの監督を見たとき、
選手が送りバントを失敗しても、エラーをしても笑顔で迎え頭をなでる、
ごく自然にふっと、あの尾藤スマイルの顔が浮かんだ。

 
蘖ひこばえの菜園作業メモ
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