2009/12/09 (水)
陽光を桃に当てたる銀色の シートに父の汗滴りぬ
全国高等学校文芸コンクール 短歌の部 最優秀賞 長野県 飯田女子高 中原真奈美さんの作品
「桃はまんべんなく太陽の光を当てると、甘みも強くおいしくなります。 地面に銀色のシートを敷くことで、光を反射させて実現できますが、作業中は一層暑い思いをします。 忙しい中、汗をぬぐうこともせずに一心に桃に光を当てる作業をする父。 家族への愛情が感じられる作品です」と評している。
汗を流しながら働く父を描いた歌で、うまい桃を目指す農家の大変さがわかる。 高校生が、自分の父親、それも農業の場で働く父親を題材にしているのうれしい。
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