2009/11/27 (金)
李英和先生の話(まだまだ途中)。
北朝鮮から機密文書持ち出し容疑による国家反逆罪で8年前から、 中国政府からは脱北者の出入国幇助の容疑で5年前から指名手配を受けている。 大学の先生多しといえども、2つの国から指名手配を受けているのはわたしくらいのものでしょう。 恐らく12月には拉致問題再調査委員会が立ち上がるだろう。 3年前の12月にも同委員会のもと、外務省筋が北朝鮮の工作員と接触をとり、その模様が日本のTVニュースでも流れた。 自宅で遅い夕飯を食いながら何気なくそのニュースを見ていると、 北朝鮮の工作員が笑顔を含みながら何事か話している。 最近では、日本人がしゃべっても字幕が出るのに、その時は、北朝鮮側がしゃべっていても字幕が出なかった。 出せなかったんですね。 わたしは当然朝鮮語は理解できますから、耳を傾けているとなんと、 「李英和を引き渡すなら、拉致被害者の調査をしてもいいよ」というようなことを、 笑いながら話しているではないですか。 もちろん、冗談を込めて話したのだろうがわたしは椅子から落ちそうになりましたよ。
講演後の歓談の場で誰かが、 「先生、だけど、指名手配されていて身の危険を感じないんですか?」と問うと、 「ですから、警察が注意して警らしてくれてます。 学生たちとコンパをやっていても、警察が見張ってくれてます。 電車にも乗らないでください、言われるんですよね。 そうはいっても、電車にも乗らないと仕事にならないし、 そしたらホームの一番前には絶対並ばないでください、ゆうんですわ。 ですから、いつもほとんど座れないですよね。」
…つづく
|