2009/10/29 (木)
夜露が降りるとはいえ、乾いていないだろうかと心配で、早起き水やりに。 余計な心配鮮せんでもよかった。十分、土曜日まではもちそうやった。
「播きもせんのに、種ばっかしためてからに」 「播いてるよ〜」 「播いてへんのもあるやろ! 去年の見てみいな!」 「どれどれ」 「ちゃうちゃう、去年のや。去年の10月17日や。なんか、うまく行けへんのや」 「この写真やろ!」
「『黒陽』と『かわい〜ナ』と『ふじまめ』は播いたやン。『カクテル』、『スライス』は播いてへんけどな。『細長うり』は植えるとこなかってん」
「ほれみてみぃ、播いてへんやろが。植えるとこもないのに、何で買うてくんねんな!」
「ちゃうねんて、買うたときは作ろう思うて買うたんやけどな、 そのあと、婆誰坂のおばちゃんが、『スクナ』の種いらんかぇ、欲しかったらあげんで〜、ゆうからもろてん。 それを播いて植えたら、場所がないよになってしもてんて」
「『ふじまめ』は?」
「『ふじまめ』はちゃんと作ったやんか。あれは、花がきれいやったやろ。 『ふじまめ』ゆうだけあって、逆さまに咲く藤の花みたいやった。 穫ったあとからまた芽ぇが出て、逆さ藤の花が咲いて、また成って、と、けっこう穫って帰ったけど、 『お口に合いません』ちゅうて、ほとんど冷蔵庫のなかでたまってたやン」
「ほな、なすとミニメロンは?」
「なすは芽ぇ出えへなんでん。ohyakusyouさんに分けてもらった『ひすいなす』もあかなんだ。 『かわい〜ナ』は、ひとつだけ芽ぇ出て植えてん。 植えたんやけどな、そのあと、そこから去年のつるむらさきの芽ぇが出てきて、 せっかく出てきたのかわいそやから、そのままにしててん。 そこへ、ゴーヤのジャングルが広がって、いつの間にかないよになっててん」。
「『カクテル』とかいう、とうもろこしは? そうでのうても、とうもろこしの種は他にもいっぱい残ってるやろ。 去年、みふぃさんが送ってくれた『ゴールドラッシュ』も今年の分くらいは残ってたやろ? なんで、また買うねんな」
「ちゃうねんて、これもな、このあとから『味来14』ちゅう、 ものすごい甘いちゅう種をパイオニアから送ってもろたんやて。 しゃあないやろ〜。作って、感想のひとつもゆわなあかんし」
「それにしても、自家播きのは失敗ばっかりやったろ!」
「そうやねん、ちゃんと加温、保温できる設備がないとわが家みたいなおひさんが当たらんとこでは、 2月や3月に種播いてもうまいこといけへん。 来年は、1弾目は苗を買うて、2弾目はもっと温なってから播かなあかんなぁ、思うてんね。 そしたら秋なす、秋きゅうりでいけるやろ」
「なに、もう来年の話かいな。月日のたつのが早すぎる、て、文句ばっかしゆうてるわりには…やな」
「早いよってに、来年の準備しとかなあかんのやろが。来年の種や。3つ200円や」
「安うても、ちゃんと作れへんなんだら、捨ててんのと同じやろ」
「ちゃうがな、作る楽しみちゅうのがあるやろが。わからんやっちゃな。頭の中でちゃんと描いてねんで。 来年は、ゴーヤはここやな。ちゃんと棚を作ってな。その隣に、この『小桃』を播いて、 ジャングルにならんよに、きとんと枝を吊って、そしたら遅そうまで置いてもじゃまになれへんやろ。 今年は同じ畝に植えた里芋とヤーコンも、やっぱし、別々の畝にしてな。 そしたら、ヤーコンは時間かかるし、影になるよってにこの辺かな、ちゅうふうにな」
「どうせ、また、植えるとこないよになった、ちゅうて、ごちゃごちゃになるんやろ」
「ほっといてくれ!」
◆収穫◆サラダ菜、小松菜
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(1) 神保町のタキイの近くを通ったものだから、 つい寄ってしまった。 寄ったものだから、つい買ってしまった。 3つ200円。来年用。
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(3)
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