「人を遺してこそ、名監督」。
2009/05/22 (金)

kumori.gif 先日、新聞夕刊の広告が目にとまり、関心を持っていたら、しきりにニュース番組でも取り上げられていた。
銀座某デパートのスーツ下取りフェア。
きのう仕事を早めに切り上げ、不用のスーツ1着を持って行ってみた。
1,050円也。
これまで、ただ、ゴミで捨てていたことを思えば、少額でも得した気分になるのはおかしなものだ。
当然、代わりに買うスーツにはその分が上乗せさているであろうに…。

さて、標題の言葉。
今朝、通勤電車の中で読み終えた野村監督の本の引用だ。

「監督の仕事は、チームづくり、試合づくり、ひとづくり」、なかでも一番大事なのが人づくりで、監督の仕事はそれにつきる、としている。
いま、わが組織をみても、人はいるがほんとに人材がいない。
たぶん、他の組織も同じようなものだと思う。
たとえば、社長を選ぶのに非常に難儀をする。
飛び抜けた確たるリーダーがいないのだ。
それは、大きく「株式会社 日本」をみてもそうだ。
首相にふさわしい人物がいない。
だから誰がなっても同じとなってしまう。
WBCの監督選びにすったもんだしたのも、そのせいだと野村監督はいう。
トップならずとも組織の中で仕事をしていると、自分の後継者はこいつだと見極めて教育していく。
わたし自身らもそうして教育された。
だからその先輩を超えようと努力し、
あの人だったらこういうときどう考え、対応をするだろうとか考えながら、対処してきた。
ところが、いまはホントに人を育てるということが欠落している。
悲しいかな、目先のことにとらわれて組織にもそういう余裕がないのかも知れない。

監督は、野球選手の野球の技量を伸ばしてやるのは当然だが、
その前に人間として成長させることを忘れてはならない。
人づくり、すなわち人間教育である。

「人間的成長なくして技術的進歩なし」−−仕事を通じて人間は形成される。
仕事を通じて人間は成長し、成長した人間が仕事を通じて世のため人のため報いていく。
それが人生であり、人がこの世に生を受けることの意味だ。
すなわち人生とは、「人と生まれる」「人として生きる」「人として生かされる」と理解している。
と、監督は記している。

「組織は人なり」だ。

i0 i1 (1) 東京駅東海道新幹線出口で待ち合わせ。
改札から出てくる人のたいがいがマスクしてる。
(2) 上野駅コンコースで人ざかり。
TV番組「秘密のけんみんショー」で取り上げた商品を紹介。
2品お買い上げ。
この番組の「東京一郎」が、来週から和歌山へ転勤する。
(3)
 
蘖ひこばえの菜園作業メモ
[ホームに戻る] [今日の日記へ] [この日の日記へ]